【子ども】
スマートフォン利用時間増加傾向続く 1日平均小学生低学年47分、小学生高学年88分、中学生162分(2026年9月30日)
調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~
ポイント
調査結果
2025年11月に実施した親と子に関する調査の中から、小中学生のスマートフォン利用時間についてお伝えします。
1. スマートフォン利用時間 小学生低学年47分、小学生高学年88分、中学生162分
初めてスマートフォンを持つ時期の低年齢化が進んでおり(2026年1月26日レポート参照)、SNSの利用率も中学生では95%、小学生高学年でも62%に達しています(2026年2月16日レポート参照)。こうした中、子どもたちは日常的にどの程度スマートフォンを利用しているのでしょうか。
図1は、1日当たりのスマートフォン利用時間を「学習」と「学習以外」に分けて示したものです。その結果、小学生低学年では47分、小学生高学年では88分、中学生では162分となりました。なお、本結果にはスマートフォンを所有していない小中学生も含まれています。
図1. 【小中学生】1日あたりのスマートフォン利用時間(学年別)[全国]
2. 中学生のスマートフォン利用時間 この3年間で26分増加
次に、比較可能な関東地域において、2022年からのスマートフォン利用時間の推移を見ていきます。図2を見ると、この1年間では中学生の増加幅が最も大きく、利用時間は16分長くなっていました。また、この3年間では26分増加していました。小学生高学年もこの3年間で18分、小学生低学年も10分増加しており、小中学生のスマートフォン利用時間は年々長くなっています。
図2. 【小中学生】1日あたりのスマートフォン利用時間(経年変化・学年別)[関東地方]
※関東に居住する小中学生が対象
3. 中学生では約4割が3時間以上スマートフォンを利用
次に、スマートフォンの利用時間の分布を学年別に見てみます。小学生低学年の約半数は「30分未満」または「利用していない」と回答しています。小学生高学年では約半数が1時間以上利用しており、中学生では約4割が3時間以上利用しています。学年が上がるにつれて、スマートフォン利用時間の長時間化が進んでいることがわかります。
図3. 【小中学生】1日あたりのスマートフォン利用時間の分布(学年別)[全国]
4. タブレット・パソコンの利用時間 学習での利用は学年が上がると増える傾向
次に、タブレット・パソコンの利用時間を見ていきます。図4は、1日当たりの利用時間を学習と学習以外に分けて示したものです。学習での利用時間は、学年が上がるにつれて長くなる傾向がみられます。一方、学習以外での利用時間は小学生高学年が最も長く、中学生を上回る結果となっています。
図4. 【小中学生】1日あたりのタブレット・パソコン利用時間(学年別)[全国]
5. 中学生ではスマートフォン、タブレット・パソコン合わせて1日あたり4時間弱利用
最後に、スマートフォンとタブレット・パソコンの利用時間を合わせて見ていきます。図5を見ると、総利用時間(図1と図4を足し合わせた時間)は学年が上がるにつれて長くなる傾向がみられます。1日当たりの利用時間は、小学生低学年で108分、小学生高学年で160分、中学生では226分となっており、4時間近く利用していました。
利用内容別に見ると、学習での利用時間は、スマートフォン、タブレット・パソコンのいずれにおいても、学年が上がるにつれて長くなる傾向がみられます。一方、学習以外での利用については、スマートフォンは学年が上がるにつれて大きく増加していますが、タブレット・パソコンは小学生高学年が最も長くなっています。これは、学年が上がるにつれてスマートフォンの所有率が高まり、学習以外の用途がタブレット・パソコンからスマートフォンへ移行している可能性があるためと考えられます。
図5. 【小中学生】1日あたりのスマートフォン、タブレット・パソコン利用時間(学年別)[全国]
スマートフォン、タブレット・パソコンの利用時間の計算方法
7時間以上・・420分、6時間くらい・・360分、5時間くらい・・300分、4時間くらい・・240分
3時間くらい・・180分、2時間くらい・・120分、1時間くらい・・60分、30分くらい・・30分
30分より少ない・・15分、利用していない・・0分
子どもがインターネットをあんしん・あんぜんに利用するためには、ペアレンタル・コントロールの設定に加え、日頃からスマートフォンをどのように利用しているかについて親子で話し合い、必要に応じて家庭内で利用ルールを定めることも重要です。
また、モバイル社会研究所では、子ども調査の結果をまとめたデータブック『親子で考えるスマートフォンの使い方ガイド』(2026年3月発行)を公開しています。本資料では、小中学生のスマートフォン利用状況や家庭における利用ルール、フィルタリングをはじめとするペアレンタル・コントロールの実態を紹介しています。家庭でスマートフォンの利用について話し合う際の参考資料として、ぜひご活用ください。
親子で考えるスマートフォンの使い方ガイド
親子で考えるスマートフォンの使い方ガイド(冊子版)

なお、子どもに関する調査結果は「モバイル社会白書2025年版」でも紹介しています。
当白書は、子どもに関する調査結果だけではなく、ICT利用状況全般の調査結果をまとめていますので、是非ご覧ください。
モバイル社会研究所白書2025年版(全体)
モバイル社会研究所白書2025年版(子ども調査)
調査概要 ―「2025年親と子の調査」―
| 調査方法 | 訪問留置調査 |
|---|---|
| 調査対象 | 全国・小学生及び中学生とその親 |
| 回答数 | 1,200(組)[小中学生1,200人とその親] |
| 抽出・割付 | 層化二段抽出、性別・学年・地域・都市規模の人口分布に比例して割付 |
| 調査時期 | 2025年11月 |
問い合わせ先
本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。
モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
< https://www.moba-ken.jp/whitepaper/>
