【子ども】
小中学生の生成AI利用者の約半数は「AIの答えをそのまま信じないようにしている」(2026年6月11日)
調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~
調査結果
2025年11月に実施した親と子に関する調査の中から、生成AI利用時に気を付けていることについてお伝えします。
1. 生成AI利用者の約半数は「AIの答えをそのまま信じないようにしている」
2026年3月12日のレポートでは、小中学生の生成AI利用率が上昇していることをお伝えしました。特に中学生では、前年比で約3倍となり、4割を超えています。
生成AIは便利である一方、利用時には注意すべき点もあります。では、小中学生は生成AIを利用する際に、どのような点に気を付けているのでしょうか。
図1は、生成AIを利用している小中学生を対象に、利用時に気を付けていることを調査した結果です。小学生・中学生ともに、約半数が「AIの答えをそのまま信じないようにしている」と回答しています。
中学生では、「自分で考えることも大切にしている」が49%、「個人情報を入力しないようにしている」が43%と、いずれも4割を超えました。一方、小学生では「個人情報を入力しないようにしている」が41%、「親や先生から言われたルールを守っている」が40%となっています。
また、小学生・中学生ともに1割以上が「特に気を付けていることはない」と回答しており、一定数の子どもが十分な注意を払わずに利用している可能性もうかがえます。
図1. 【小中学生】生成AIを利用する時に気を付けていること
※生成AIを利用している人が対象
2. 生成AIをよく使う子ほど、「AIの答えをそのまま信じないようにしている」割合は低い
次に、生成AIの利用頻度別に、利用時に気を付けている点をみていきます。
「自分で考えることも大切にしている」「個人情報を入力しないようにしている」「さまざまな情報を見て、正しいかどうかを確認している」といった項目は、利用頻度が高い子どもほど割合が高くなっています。
一方で、「AIの答えをそのまま信じないようにしている」は、利用頻度が低い子どもの方が高い傾向がみられました。
なお、利用頻度については、図3をご参照ください。
図2. 【小中学生】生成AIを利用する時に気を付けていること(利用頻度別)
※生成AIを利用している人が対象
図3. 【小中学生】生成AIの利用頻度
中学生を中心に、子どもたちの間でも生成AIの利用が大きく広がっています。一方で、利用を始めたきっかけの多くは、学校の授業以外です(2026年3月12日レポート図2参照)。
生成AIは便利である反面、利用する際には注意すべき点も多くあります。今回の調査結果では、個人情報を入力しないようにしたり、結果をそのまま鵜呑みにしないようにしたりするなど、適切に注意している子どもがいる一方で、気を付けていないことがない子どもも一定数存在しました。
こうした現状を踏まえると、生成AIの適切な使い方について、家庭や学校において改めて話し合い、理解を深めていくことが重要であると考えられます。
モバイル社会研究所では、子ども調査結果をまとめたデータブック「親子で考えるスマートフォンの使い方ガイド(2026年3月発行)」を公開しています。
小中学生のスマートフォン利用状況や、家庭での利用ルール、フィルタリングなどのペアレンタルコントロールの実態を紹介しています。お子さまのスマホ利用について話し合う際の参考として、ぜひご活用ください。
本レポートと合わせてご確認いただければ幸いです。
親子で考えるスマートフォンの使い方ガイド
親子で考えるスマートフォンの使い方ガイド(冊子版)
なお、子どもに関する調査結果は「モバイル社会白書2025年版」でも紹介しています。
当白書は、子どもに関する調査結果だけではなく、ICT利用状況全般の調査結果をまとめていますので、是非ご覧ください。
モバイル社会研究所白書2025年版(全体)
モバイル社会研究所白書2025年版(子ども調査)
調査概要 ―「2025年親と子の調査」―
| 調査方法 | 訪問留置調査 |
|---|---|
| 調査対象 | 全国・小学生及び中学生とその親 |
| 回答数 | 1,200(組)[小中学生1,200人とその親] |
| 抽出・割付 | 層化二段抽出、性別・学年・地域・都市規模の人口分布に比例して割付 |
| 調査時期 | 2025年11月 |
問い合わせ先
本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。
モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
< https://www.moba-ken.jp/whitepaper/>
