このページの本文へ移動

モバイル社会研究所

メニュー

通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【子ども】
小中学生は学習の中でタブレットやパソコンを使うことをどう感じているか(2026年4月2日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 「分からないことがすぐに調べられる」や「楽しい」と感じている児童・生徒は8割を超える(図1
  • 学年が上がると学習内容の理解や深化をより強く実感する一方で、不安や戸惑いを感じる児童・生徒も増えている(図2~図4

調査結果

2025年11月に実施した親と子に関する調査の中から、情報機器を利用した学習に関する児童・生徒の感想についてお伝えします。

1. 「分からないことがすぐに調べられる」や「楽しい」と感じている児童・生徒は8割を超える

GIGAスクール構想の進展により、多くの小中学生が学校の授業でタブレットやパソコンなどの情報機器を利用しています(2025年5月8日レポート参照)。また、家庭での学習においても、宿題や通信教育などを通じて、情報機器を利用する機会が増えています(2025年8月6日レポート参照)。

では、小中学生はこのようなパソコンやタブレット、スマホなどの情報機器を利用した学習について、どのような感想をもっているのでしょうか。ここでは、2025年11月に実施した全国調査の結果をもとに見ていきます。

図1は、情報機器を用いた学習経験がある小中学生(全体の92.5%)を対象に、その感想を調査した結果です。「分からないことがすぐに調べられる」や「楽しい」と感じている児童・生徒は、いずれも8割を超えています。

図1. 【小中学生】情報機器を利用した学習に関する感想(n=1,110)

※情報機器を利用した学習をしたことがある子が対象

2.学年が上がると学習内容の理解や深化をより強く実感する一方で、不安や戸惑いを感じる児童・生徒も増えている

次に、情報機器を利用した学習に対する感想について、学年別に見ていきます。 図2は、学習の効果を感じている項目のうち、学年が上がるにつれて「そう感じている」と回答する割合が増加する項目を示したものです。特に増加幅が大きいのは「分からないことがすぐに調べられる」です。このように、「理解や学習内容の深化」に関わる項目は、学年が上がるほど実感されやすくなっていることが分かります。

一方、図3は、学習の効果を感じている項目のうち、学年が上がるにつれて「そう感じている」と回答する割合が減少する項目を示しています。中でも減少幅が大きいのは「集中できる」です。このことから、学習への「没頭感」に関する項目は、学年が上がるにつれて実感されにくくなっていることがうかがえます。

図4は、不安や戸惑いに関する項目について学年別に示したものです。これらの項目はいずれも、学年が上がるにつれて「そう感じている」と回答する割合が増加しています。特に増加幅が大きいのは「(ネットの)情報が本当か分からない」です。

以上より、学年が上がるにつれて情報機器の利用に慣れ、活用の幅も広がることで、学習内容の理解や深化をより強く実感する一方で、情報の信頼性や安全性などに対する不安や戸惑いを感じる児童・生徒も増えていることが示唆されます。

図2. 【小中学生】情報機器を利用した学習に関する感想
[学習の効果を感じている・学年が上がると増える事項](n=1,110)


※情報機器を利用した学習をしたことがある子が対象

図3. 【小中学生】情報機器を利用した学習に関する感想
[学習の効果を感じている・学年が上がると減る事項](n=1,110)

※情報機器を利用した学習をしたことがある子が対象

図4. 【小中学生】情報機器を利用した学習に関する感想
[不安や戸惑いに関する事項](n=1,110)

※情報機器を利用した学習をしたことがある子が対象

モバイル社会研究所では、子ども調査結果をまとめたデータブック「親子で考えるスマートフォンの使い方ガイド(2026年3月発行)」を公開しています。
小中学生のスマートフォン利用状況や、家庭での利用ルール、フィルタリングなどのペアレンタルコントロールの実態を紹介しています。お子さまのスマホ利用について話し合う際の参考として、ぜひご活用ください。
本レポートと合わせてご確認いただければ幸いです。

親子で考えるスマートフォンの使い方ガイド
親子で考えるスマートフォンの使い方ガイド(冊子版)

なお、子どもに関する調査結果は「モバイル社会白書2025年版」でも紹介しています。
当白書は、子どもに関する調査結果だけではなく、ICT利用状況全般の調査結果をまとめていますので、是非ご覧ください。

モバイル社会研究所白書2025年版(全体)
モバイル社会研究所白書2025年版(子ども調査)

 

調査概要 ―「2025年親と子の調査」―

調査方法 訪問留置調査
調査対象 全国・小学生及び中学生とその親
回答数 1,200(組)[小中学生1,200人とその親]
抽出・割付 層化二段抽出、性別・学年・地域・都市規模の人口分布に比例して割付
調査時期 2025年11月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

page top