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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【子ども】
親と子で設定しているスマートフォン利用ルールと見直しのタイミング(2026年7月9日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 設定しているルール「課金」に関する項目が多い、合わせて低学年は「場所・時間」、高学年は「個人情報」に関する項目が多くなる(表1
  • 小学生の約4割、中学生の約6割が設定したスマホルールを変更したことがある(図1
  • ルールを見直したきっかけは利用環境の変化や生活の節目、或いはルール逸脱(図2

調査結果

2025年11月に実施した親と子に関する調査の中から、親と子のスマホルールについてお伝えします。

1. 設定しているルール「課金」に関する項目が多い、合わせて低学年は「場所・時間」、高学年は「個人情報」に関する項目が多くなる

初めてのスマホ所有の低年齢化が進む中(2026年1月26日レポート参考)、家庭におけるスマホ利用ルールのあり方が重要となっています。特に、もうすぐ始まる夏休みのように子どもの自由時間が増える時期には、ルールの変更も検討している家庭もあるかと思います。本調査では、どのようなルールが設定されているかについて分析しました。

表1は、スマホを所有させている親に、どのようなルールを設けているかを学年別に整理したもの(上位7項目)です。その結果、「勝手に課金・ネット購入をしない」が、すべての学年において最も多く設定されているルールとなりました。

また、学年による違いも見られます。低学年では、「利用する時間」や「使用する場所」など、行動の管理に関する項目が上位に挙げられています。一方で、高学年になると、「個人情報の取り扱い」など、情報リテラシーに関する項目が上位に位置づけられる傾向が確認されました。

表1. スマホに関する親と子のルール(学年別上位)[複数回答]%

※子にスマホを所有させている親が回答

2. 小学生の約4割、中学生の約6割が設定したスマホルールを見直したことがある

次に、設定したルールを変更したことがあるか、聞いてみました。小学生の43.0%、中学生の58.3%が設定したルールを見直したことがあると答えました。

図1. 【小中学生】スマホの親子ルールを見直した経験

※子にスマホを所有させていてルールを設定している親が回答

3. ルールを見直したきっかけは利用環境の変化や生活の節目、或いはルール逸脱

さらに、設定したルールを変更した経験のある保護者に対して、その見直しのきっかけについて聞きました。

その結果、小学生では「夏休みなどの長期休暇に入る時」および「設定したルールを破った時」が多く、いずれも3割を超えました。

一方、中学生では「設定したルールを破った時」に加え、「中学生になった時」や「夏休みなどの長期休暇に入る時」が多く、これらはいずれも3割を超えました。

このように、ルールの見直しは、利用環境の変化や生活の節目、あるいはルール逸脱といった具体的な出来事を契機として行われていることが示されました。

図2. 【小中学生】スマホの親子ルールを見直したきっかけ[複数回答]

※ルールを見直した経験がある親が回答

スマホの利用に関する家庭内ルールについて、特に大切な点は二つあります。

第一に、ルールは親が一方的に決定するのではなく、子どもと話しあって設定することです。この過程を通じて、子どもの納得感が高まり、ルールの理解や遵守が促進されると考えられます。

第二に、ルールの定期的な見直しです。スマートフォンの利用実態は、友人関係や周囲の環境の変化、長期休暇に伴う自由時間の増減などに影響を受けます。そのため、こうした変化の節目において利用状況を確認し、必要に応じてルールを見直すことが重要です。

また、モバイル社会研究所では、子ども調査結果をまとめたデータブック『親子で考えるスマートフォンの使い方ガイド(2026年3月発行)』を公開しています。本資料では、小中学生のスマートフォン利用状況や家庭における利用ルール、フィルタリングなどのペアレンタルコントロールの実態を紹介しています。これらは、家庭内でスマートフォン利用について検討・協議する際の参考資料として活用いただけます。
本レポートと合わせてご確認いただければ幸いです。

親子で考えるスマートフォンの使い方ガイド
親子で考えるスマートフォンの使い方ガイド(冊子版)

なお、子どもに関する調査結果は「モバイル社会白書2025年版」でも紹介しています。
当白書は、子どもに関する調査結果だけではなく、ICT利用状況全般の調査結果をまとめていますので、是非ご覧ください。

モバイル社会研究所白書2025年版(全体)
モバイル社会研究所白書2025年版(子ども調査)

 

調査概要 ―「2025年親と子の調査」―

調査方法 訪問留置調査
調査対象 全国・小学生及び中学生とその親
回答数 1,200(組)[小中学生1,200人とその親]
抽出・割付 層化二段抽出、性別・学年・地域・都市規模の人口分布に比例して割付
調査時期 2025年11月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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