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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【子ども】
GIGAスクール 情報機器の利用頻度と授業内容 ―小学生高学年及び中学生は週数回以上の利用が6割強―(2026年10月22日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 小学生高学年及び中学生は週数回以上の利用が6割強(図1)
  • 小学生高学年及び中学生は月数回以下の利用が2割強(図1)
  • 地域により利用頻度に差が見られる(図2)
  • 学年が上がると情報機器を利用した授業内容が多様になる(図3)

調査結果

2025年11月に実施した親と子に関する調査の中から、情報機器を利用した授業頻度と内容についてお伝えします。

1. 小学生高学年及び中学生は週数回以上の利用が6割強

 2019年に開始されたGIGAスクール構想では、一人一台の情報端末の配備と、高速大容量ネットワークの整備が進められてきました。本レポートでは、その活用状況について、情報機器の利用頻度と授業内容の両面から見ていきます。
 図1は、2025年4月から調査時点(2025年11月)までの間における、情報機器(タブレットやノート型パソコン)を活用した授業の実施頻度を示したものです。
 小学校低学年では、1年生を含むこともあり、「月に数回程度」から「まったく実施していない」を合わせた割合が4割を超えています。一方、小学校高学年では、「毎日」と「週2~3回」を合わせた割合が60%に達しています。さらに中学生では利用頻度が高くなり、「毎日」と「週2~3回」の合計は69%に達しました。ただし、中学生でも「月に数回程度」から「まったく実施していない」は2割を超えており、活用状況にはばらつきが見られます。
 続いて、利用頻度を地域別に示したものが図2です。地域によって利用頻度に差が見られることが分かります。本調査では地域単位での分析にとどまりますが、実際には市区町村間や学校間、さらには同じ学校内のクラス間においても活用頻度に差が存在する可能性があります。

図1. 【小中学生】情報機器を利用した授業の実施頻度(学年別)



図2. 【小中学生】情報機器を利用した授業の実施頻度(地域別)

2. 学年が上がると情報機器を利用した授業内容が多様になる

 次に、情報機器を利用した授業を実施している児童・生徒を対象に、どのような内容の授業が行われているかを調査しました。その結果を図3に示します。
 授業内容には学年による違いが見られました。小学校低学年では、「写真や動画を撮る」や「問題を解く」の割合が高く、いずれも6割を超えています。個人で取り組む活動が中心であり、他の児童・生徒と協働して学習する内容の実施割合は比較的低い状況です。
 一方、小学校高学年や中学生では、「勉強の内容を調べる」が8割を超えており、情報端末が学習活動の中で幅広く活用されていることが分かります。さらに、「グループで考えをまとめて発表する」も7割前後に達しており、情報端末を用いて他者と協働しながら学ぶ機会が増えていることがうかがえます。

図3. 【小中学生】情報機器を利用した授業の実施内容(学年別)

※対象者は情報機器を利用した授業をした経験がある児童・生徒(1095人)が対象

 なお、GIGAスクールに関する分析に関しては、学術学会で報告しています。
・GIGAスクールの学習内容と情報機器利用に対する児童・生徒の評価の関連分析(2026/6/20教育メディア学会)
・生成AIを学校の授業で利用することへの親の賛否とその特性(2026/6/28教育工学会)
・小中学生における生成AI利用者の利用時留意点に基づく類型化とその特性(2026/7/11教育工学会)
2025年以前の報告はこちらをご覧ください。

 子どもがインターネットをあんしん・あんぜんに利用するためには、ペアレンタル・コントロールの設定に加え、日頃からスマートフォンをどのように利用しているかについて親子で話し合い、必要に応じて家庭内で利用ルールを定めることも重要です。
 また、モバイル社会研究所では、子ども調査の結果をまとめたデータブック『親子で考えるスマートフォンの使い方ガイド』(2026年3月発行)を公開しています。本資料では、小中学生のスマートフォン利用状況や家庭における利用ルール、フィルタリングをはじめとするペアレンタル・コントロールの実態を紹介しています。家庭でスマートフォンの利用について話し合う際の参考資料として、ぜひご活用ください。

親子で考えるスマートフォンの使い方ガイド
親子で考えるスマートフォンの使い方ガイド(冊子版)

 なお、子どもに関する調査結果は「モバイル社会白書2025年版」でも紹介しています。
当白書は、子どもに関する調査結果だけではなく、ICT利用状況全般の調査結果をまとめていますので、是非ご覧ください。

モバイル社会研究所白書2025年版(全体)
モバイル社会研究所白書2025年版(子ども調査)

 

調査概要 ―「2025年親と子の調査」―

調査方法 訪問留置調査
調査対象 全国・小学生及び中学生とその親
回答数 1,200(組)[小中学生1,200人とその親]
抽出・割付 層化二段抽出、性別・学年・地域・都市規模の人口分布に比例して割付
調査時期 2025年11月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
< https://www.moba-ken.jp/whitepaper/>

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