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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【シニア】
約7割のシニアがスマートフォン利用における困りごとがあるートップは「画面が小さく見えづらい」ー(2026年9月14日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • スマートフォン利用における困りごとがあるシニア69.2%(図1
  • 困りごとのトップは「画面が小さく見えづらい」 次いで「文字を読むと疲れる」(図2
  • 「困った時の相談先が分からない」は2割弱、「キャッシュレス決済の選択に悩む」は1割(図3
  • 「LINEを利用していない人もいるため、別の手段でも連絡しなければならず面倒」は1割強(図4

調査結果

 2026年1月に訪問留置法(調査員が訪問し調査を承諾頂いた方に紙で質問票を配り後日回収)を用いて実査(60歳~84歳が対象)した結果より、スマートフォン利用における困りごとについて分析した結果をお伝えします。

1. スマートフォン利用における困りごとがあるシニア69.2%

  シニア世代にもスマートフォンの普及(2026年3月23日レポート参考)が進み、利用時間(2026年9月7日レポート参照)やSNS利用率(2026年4月13日レポート参考)も上昇しています。では、スマートフォンを所有しているシニアは、どのような困りごとを感じているのでしょうか。
 調査では、スマートフォンを所有するシニアを対象に、「画面や文字の見えづらさ」「利用時の疲労感」「端末の反応の悪さ」「相談相手の有無」「料金・支払いに関する不安」に加え、LINEに関する困りごと3項目を含む計8項目について聞きました。その結果、これら8項目のうち1つ以上に当てはまる困りごとを抱えている人は69.2%でした。

図1. スマートフォンに関する困りごとがある(性年代別)

※スマートフォンを所有している人が対象

2. 困りごとのトップは「画面が小さく見えづらい」 次いで「文字を読むと疲れる」

 ここからは、スマートフォン利用時の困りごとを項目別に見ていきます。まずは、見えづらさや疲労感、反応の悪さといった基本的な利用に関する困りごとです。「画面が小さく見えづらい」と回答した人は32.2%、「スマートフォンの文字を読むと疲れる」は31.6%、「手が乾燥してスマートフォンが反応しない」は16.0%でした。いずれの項目も、年代が低いほど回答率が高く、特に60代で困りごとを感じる人が多い傾向が見られました。

図2. スマートフォンに関する困りごと[基本的な利用](性年代別)

※スマートフォンを所有している人が対象

3. 「困った時の相談先が分からない」は2割弱、「キャッシュレス決済の選択に悩む」は1割

 次に、困った時の相談先や、キャッシュレス決済の選択に関する困りごとを見ていきます。「操作方法が分からないときやトラブルが発生したときに、どこに相談すべきか分からない」と回答した人は16.6%でした。特に80代男性で割合が高く、25.0%に達しました。
 また、「QRコード決済やクレジットカード、交通系ICカードなど支払い方法が多く、どれを使えばよいか分からない」は10.0%でした。こちらも80代男性が最も高く、15.0%でした。スマートフォン自体の操作だけでなく、サポート体制やキャッシュレス決済の多様化に戸惑うシニアも少なくないことが分かります。

図3. スマートフォンに関する困りごと[相談先・支払い](性年代別)

※スマートフォンを所有している人が対象

4. 「LINEを利用していない人もいるため、別の手段でも連絡しなければならず面倒」は1割強

 最後に、シニア世代でも利用者が増えているSNSのうち、特に利用率の高いLINEに関する困りごとを見ていきます。
 LINE利用者の中で最も多かったのは、「LINEを利用していない人もいるため、別の手段でも連絡しなければならず面倒」で、12.4%でした。これは、利用者と非利用者が混在していることによる連絡手段の使い分けに悩んでいることが推察されます。次いで、「LINE公式アカウントの配信を停止する方法が分からない」が6.4%、「LINEのメッセージをどのタイミングで返信すればよいか分からない」が1.8%でした。

図4. スマートフォンに関する困りごと[LINE](性年代別)

※スマートフォンを所有している人の中でLINEを利用している人が対象

シニアに関する調査結果は「モバイル社会白書 2025年版」でも紹介しています。

当白書は、シニアに関する調査結果だけではなく、ICT利用状況全般の調査結果をまとめていますので、是非ご覧ください。
モバイル社会研究所白書2025年版(全体)

調査概要 ―「2026年シニア調査」―

調査方法 訪問留置調査
調査対象 全国・60~84歳男女
有効回答数 1,300
抽出方法 層化二段抽出法、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期 2026年1~2月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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