このページの本文へ移動

モバイル社会研究所

メニュー

通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【シニア】
シニアのスマートフォン利用時間 この3年で約1.6倍(2026年9月7日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • シニアのスマートフォン利用時間 3年前の約1.6倍(図1
  • シニアのスマートフォン利用時間 60代は106分、70代は58分、80代前半は25分(図2
  • 同年代においてもスマートフォンの利用時間は二極化(図3
  • パソコンの利用時間 60代は2倍強、70代は3倍弱、男性が女性より長い(図4
  • 60代女性 この3年間で情報機器の利用時間は60分以上伸びる(図5

調査結果

 2026年1月に訪問留置法(調査員が訪問し調査を承諾頂いた方に紙で質問票を配り後日回収)を用いて実査(60歳~84歳が対象)した結果より、スマートフォンの利用時間について分析した結果をお伝えします。

1. シニアのスマートフォン利用時間 3年前の約1.6倍

 敬老の日(9月21日)を前に、シニア世代のスマートフォン利用状況を見てみます。図1は、2023年から2026年までの60・70代のスマートフォン所有率と利用時間の推移を示したものです。この3年間でスマートフォン所有率は6.6ポイントの上昇でしたが、利用時間は52.0分から81.2分へと29.2分増加し、約1.6倍になりました。スマートフォンの普及は緩やかになりつつありますが、所有者の利用は着実に活発化していることがうかがえます。なお、利用時間はスマートフォンを所有していない人も含めて算出しています。

図1. 1日あたりのスマートフォン利用時間と所有率(経年変化)

2. シニアのスマートフォン利用時間 60代は106分、70代は58分 、80代前半は25分

 次に性別・年代別の1日のスマートフォン利用時間を示したものです。前年と比較すると、80代前半を除くすべての層で利用時間が増加しました。60代の利用時間は106分(男性95分、女性116分)、70代は58分(男性59分、女性58分)、80代は25分(男性28分、女性23分)でした。

 

図2. 1日あたりのスマートフォン利用時間(性年代別・経年変化)

※80代前半は2024年より調査

3. 同年代においてもスマートフォンの利用時間は二極化

 次に、スマートフォン利用時間の分布を性別・年代別に見てみます。60代男性では、2時間以上利用している人が約3割いる一方で、30分未満の人も約3割います。また70代でも、1時間以上利用している人が約3割いる一方で、2割強はスマートフォンを利用していません。80代では、利用している人と利用していない人がおおむね半数ずつとなっています。
 シニア層の中でも、日常的に長時間利用する人と、ほとんど利用しない人に分かれている「二極化」の様子がうかがえます。

図3. 1日あたりのスマートフォン利用時間の分布(性年代別)

4. パソコンの利用時間 60代は2倍強、70代は3倍弱、男性が女性より長い

 次に、シニアのパソコン利用時間を見ていきます。60代男性の利用時間は年々増加しており、1日あたり83分でした。一方、パソコン利用時間には大きな男女差が見られます。60代女性の利用時間は35分と、男性の半分以下でした。また、70代では男性が43分であるのに対し、女性は15分と3分の1程度にとどまっています。さらに80代は男性が33分であるのに対し、女性は3分でした。

図4. 1日あたりのパソコン利用時間(性年代別・経年変化)

5. 60代女性 この3年間で情報機器の利用時間は60分以上伸びる

 スマートフォン、パソコン、タブレットの利用時間を合計した「情報機器の利用時間」を図4に示します(タブレットの利用時間は図6を参照)。
 60代、70代ともに3年前と比べて利用時間が増加していることが分かります。特に60代女性の伸びが大きく、この3年間で利用時間は60分以上増加しました。シニア世代においても情報機器の利用が進んでいる状況がうかがえます。

図5. 1日あたりの情報機器の利用時間(性年代別・経年変化)

※80代前半は2024年より調査



図6. 1日あたりのタブレットの利用時間(性年代別・経年変化)

※80代前半は2024年より調査

スマートフォン利用時間の計算方法(加重平均)
 6時間以上・・420分、4時間~6時間未満・・300分、2時間~4時間未満・・180分
 1時間~2時間未満・・90分、30分~1時間未満・・45分、30分未満・・15分
 利用していない・・0分

シニアに関する調査結果は「モバイル社会白書 2025年版」でも紹介しています。

当白書は、シニアに関する調査結果だけではなく、ICT利用状況全般の調査結果をまとめていますので、是非ご覧ください。

モバイル社会研究所白書2025年版(全体)

調査概要 ―「2026年シニア調査」―

調査方法 訪問留置調査
調査対象 全国・60~84歳男女
有効回答数 1,300
抽出方法 層化二段抽出法、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期 2026年1~2月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

page top