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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
生成AIをよく利用する人ほど外向的で新しもの好きな傾向(2025年12月1日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 生成AIをよく利用する人ほど活発で外向的(図1
  • 生成AIをよく利用する人ほど新しもの好きな傾向(図2
  • 生成AIに不安を抱く人は心配性の方が多い傾向(図3-1図3-2

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2025年2月に「生成AI利用意識・行動調査」を実施しました。このレポートでは、生成AIをよく利用する人がどういう性格特性を持つか、また、生成AIに対して不安に思う人がどのような性格特性を持つのかを紹介します。あわせて、過去の調査結果もご参照ください。

【過去の調査結果】

2025年9月1日 仕事・学業において生成AIを「利用したことがある」人は20%、利用したことがない理由で最も多いのは「必要性を感じない、興味関心がない」で50%
2025年8月4日 生成AIに「不安を感じている」人は全体で29%、10代では半数以上

1. 生成AIをよく利用する人ほど活発で外向的

全国の15~69歳に、「『活発で、外向的だと思う』ということが、あなた自身にどれくらいあてはまるかそれぞれお答えください」とうかがい、生成AIの利用頻度との関係を確認しました(図1)。

その結果、生成AIの利用頻度が多くなるほど、活発で、外向的だと思う人の割合が増えていました。外向的な人は、人との交流の中で生成AIを積極的に活用していることがうかがえます。

図1.  生成AIの利用頻度と外向的な性格との関係 (生成AI利用頻度別、単一回答)
[調査対象:全国15~69歳の生成AIを知っている人]

注: 生成AIの利用頻度はプライベートでの利用頻度を集計

2. 生成AIをよく利用する人ほど新しもの好きな性格

続いて、「『新しいことが好きで、変わった考えをもつと思う』ということが、あなた自身にどれくらいあてはまるかそれぞれお答えください」とうかがい、生成AIの利用頻度との関係を確認しました(図2)。

その結果、生成AIの利用頻度が高い人ほど、新しいことが好きで、変わった考えを持つ方の割合が増えていました。好奇心の強さにより、新しい技術を積極的に活用していることがうかがえます。

図2. 生成AIの利用頻度と好奇心の高さとの関係 (生成AI利用頻度別・単一回答)
[調査対象:全国15~69歳の生成AIを知っている人]

注: 生成AIの利用頻度はプライベートでの利用頻度を集計。

3. 生成AIに不安を抱く人は心配性の方が多い傾向

それでは、生成AIに不安を感じる人と性格特性に関係はあるのでしょうか。「『心配性で、うろたえやすいと思う』ということが、あなた自身にどれくらいあてはまるかお答えください」とうかがい、生成AIに不安を感じる程度との関係を確認しました。その結果、生成AIに対して不安を感じている人は、心配性の人が多い傾向がありました(図3-1)。

また、性年代別で集計したところ、心配性である人の割合は若年層ほど多い傾向がうかがえました(図3-2)。

  • 若年層は生成AIに対して期待が高い一方で不安も高い傾向がありました。その背景としては、若年層で心配性の方の割合が高いことも要因の一つではないかと思われます。

 

図3-1.  生成AIに不安を感じる度合いと心配症との関係(生成AIに対する不安度別・単一回答)
[調査対象:全国の15~69歳の生成AIを知っている人]



図3-2.  心配性についての性年代別の傾向(性年代別・単一回答)
[調査対象:全国の15~69歳]

今後も生成AIの技術やサービスが人々の生活や意識に与えている影響について、調査・発信していきます。なお、「ドコモスマホ教室」では、生成AIの基礎から実践的な使い方まで、初めて触れる方でもあんしんして学べる講座を提供しています。生成AI以外にも、スマートフォンの基本操作から応用的な活用方法まで幅広く学べる講座を提供していますのでご活用ください。

参考1:ドコモスマホ教室 - スマホをかんたん、便利に、楽しく学ぼう
参考2:「ドコモスマホ教室」で「AIを使ってみよう(Google Gemini 編)」を開講 (2025年5月21日)

調査概要 ―「出典:2025年 生成AI利用意識・行動調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15歳~69歳男女
有効回答数 7,527
サンプリング QUOTA SAMPLING 性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付
調査時期 2025年2月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。

モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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