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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
生成AIに「期待している」人は全体で33%、男性10代では70%(2025年7月3日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 生成AIに「期待している」人は全体で33%
  • 若い年代や男性の方が生成AIに「期待している」割合が高く、男性10代が70%で最も高い
  • 生成AIに期待していることは「文章作成、要約をしてくれる」が43%で最も高く、中高年層ほど期待していることが多い

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2025年2月に実施した生成AI利用意識・行動調査に基づき、生成AIに対する期待について調査を行いましたので、その結果をお伝えします。なお、関連する過去の調査結果もあわせてご確認ください。

【過去の調査結果】
2025年6月12日 生成AIについて「積極的に調べた」人は全体で15%、「高校生」では38%
2025年6月23日 生成AIを学んだ方法「インターネット」が最多、若年層や学生は「SNS」が多い

1. 生成AIに「期待している」人は全体で33%

全国15歳~69歳の男女(n=7527)のうち、生成AIを「詳しく知っている(人に説明できるレベル)」「ある程度知っている」と回答した人(n=3551)を対象に、生成AIに対する期待度について4件法(「期待している」~「期待していない」)で調査しました。生成AIについて「名前は聞いたことはあるが、どのようなものか知らない・聞いたことがない」と回答した人も含めた割合を図1に示します。その結果、「期待している」「やや期待している」で33%、「あまり期待していない」「期待していない」で13%いることがわかりました。

図1. 生成AIに対する期待度
[調査対象:全国・15歳~69歳男女・n=7527]

出所:2025年 生成AI利用意識・行動調査

2. 若い年代や男性の方が生成AIに「期待している」割合が高く、男性10代が70%で最も高い

次に、生成AIに対する期待度について性年代別に比較を行いました。その結果、若い年代や男性の方が「期待している」「やや期待している」割合が高い傾向が見られ、特に男性10代が70%で最も高いことがわかりました。一方、その割合が最も低いのは女性60代で17%であることがわかりました。

図2. 生成AIに対する期待度(性年代別)
[調査対象:全国・15歳~69歳男女・n=7527]

出所:2025年 生成AI利用意識・行動調査

3. 生成AIに期待していることは「文章作成、要約をしてくれる」が43%で最も高く、中高年層ほど期待していることが多い

次に、生成AIに「期待している」「やや期待している」と回答した人(n=2552)を対象に、生成AIに期待していることについて複数回答で調査しました(図3-1)。その結果、全体では「文章作成、要約をしてくれる」が43%で最も高く、次いで「検索、情報収集をしてくれる」が42%、「翻訳してくれる」が41%となりました。性年代の比較では男女ともに中高年層ほど生成AIに期待していることが多いことがわかりました(参考として、生成AIに「期待していない」「名前は聞いたことはあるが、どのようなものか知らない・聞いたことがない」と回答した人も含めた割合を図3-2に示します)。

図3-1. 生成AIに期待していること(性年代別)(複数回答)
[調査対象:全国・15歳~69歳男女・生成AIに期待している人・n=2552]

注:期待している割合が高いトップ10。
出所:2025年 生成AI利用意識・行動調査



図3-2. 生成AIに期待していること(性年代別)(複数回答)
[調査対象:全国・15歳~69歳男女・n=7527]

注1:生成AIに「期待している」「やや期待している」と回答した人(n=2552)を対象に、生成AIに期待していることを複数回答で調査。生成AIに「期待していない」「名前は聞いたことはあるが、どのようなものか知らない・聞いたことがない」と回答した人(n=4975、単一回答)も含めた割合。
注2:期待している割合が高いトップ10。
出所:2025年 生成AI利用意識・行動調査


今後も生成AIの技術やサービスが人々の生活や意識に与えている影響について、調査・発信していきます。なお、NTTドコモでは生成AIの基礎から実践的な使い方まで、初めて触れる方でもあんしんして学べる講座を提供しています。
(参考:2025年7月3日時点
「ドコモスマホ教室」で「AI を使ってみよう(Google Gemini 編)」

調査概要 ―「出所:2025年 生成AI利用意識・行動調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15歳~69歳男女
有効回答数 7527
サンプリング QUOTA SAMPLING 性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付
調査時期 2025年2月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。

モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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