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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
生成AIについて「積極的に調べた」人は全体で15%、「高校生」では38%(2025年6月12日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 生成AIについて「積極的に調べた」人は全体で15%
  • 若い年代や男性の方が生成AIについて「積極的に調べた」割合が高く、男性10代が42%で最も高い
  • 「高校生」の38%は生成AIを「積極的に調べた」

調査結果

ChatGPTの2022年11月リリースを皮切りに、GeminiやCopilotなど、様々な生成AIサービスが登場し、それらを活用したサービスは社会や生活の中で急速に普及しています。NTTドコモ モバイル社会研究所では、2025年2月に実施した生成AI利用意識・行動調査に基づき、生成AIに対する学習経験について調査を行いましたので、その結果をお伝えします。なお、関連する過去の調査結果もあわせてご確認ください。

【過去の調査結果】
2025年4月14日 生成AIが「どのようなものか知らない」人は約半数
2025年5月12日 ChatGPTのリリース以降に生成AIを知った人が多く、高校生の認知率が77%で最も高い

1. 生成AIについて「積極的に調べた」人は全体で15%

全国15歳~69歳の男女(n=7527)のうち、生成AIを「詳しく知っている(人に説明できるレベル)」「ある程度知っている」と回答した人(n=3551)を対象に、生成AIに対する学習経験について4件法(「積極的に調べた」~「積極的に調べなかった」)で調査しました。生成AIに対して学習経験がない「名前は聞いたことはあるがどのようなものか知らない・聞いたことがない」と回答した人も含めた割合を図1に示します。その結果、「積極的に調べた」「どちらかというと積極的に調べた」と回答した能動的な人は全体で15%、「積極的に調べなかった」「あまり積極的に調べなかった」と回答した受動的な人は全体で31%いることがわかりました。性年代別の比較においては、若い年代や男性の方が「積極的に調べた」「どちらかというと積極的に調べた」割合が高い傾向が見られ、特に男性10代が42%で最も高いことがわかりました。

図1.生成AIの学習経験(性年代別)
[調査対象:全国・15歳~69歳男女・n=7527]

出所:2025年 生成AI利用意識・行動調査

2. 「高校生」の38%は生成AIを「積極的に調べた」

次に、生成AIに対する学習経験について職業別に比較を行いました。その結果、「積極的に調べた」「どちらかというと積極的に調べた」割合が最も高いのは「高校生」で38%、次いで「専門学校生・短大生・大学生・大学院生」「教職員」であることがわかりました。一方、その割合が最も低いのは「専業主婦・主夫」で5%であることがわかりました。(参考:職業別の生成AI認知率 2025年5月12日発出レポート)

図2. 生成AIの学習経験(職業別)
[調査対象:全国・15歳~69歳男女・n=7527]

注:職業「その他(n=72)」は省略
出所:2025年 生成AI利用意識・行動調査

今後も生成AIの技術やサービスが人々の生活や意識に与えている影響について、調査・発信していきます。なお、NTTドコモでは生成AIの基礎から実践的な使い方まで、初めて触れる方でもあんしんして学べる講座を提供しています。

参考:2025年6月12日時点「ドコモスマホ教室」で「AI を使ってみよう(Google Gemini 編)」

調査概要 ―「出所:2025年 生成AI利用意識・行動調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15歳~69歳男女
有効回答数 7527
サンプリング QUOTA SAMPLING 性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付
調査時期 2025年2月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。

モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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