【ライフスタイル】
生成AIへの個人情報入力、有効な回答のためなら3人に1人が肯定(2026年5月21日)
調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~
ポイント
調査結果
NTTドコモ モバイル社会研究所では、2026年2月に「あんしんなモバイル利用に関する調査」を実施しました。本レポートでは、生成AIへの個人情報入力に対する意識についての調査結果を紹介します。あわせて、過去の関連調査結果もご参照ください。
【過去の調査結果】
- 2026年4月6日 生成AI利用率、過半数に。1年で急増
- 2026年4月20日 スマートフォン・パソコンでの手続きで8割以上がつまずきを経験、約2割が途中で手続きをあきらめている
- 2025年版モバイル社会白書 第5章 安心・安全
1. 生成AIへの個人情報入力は肯定35%・否定38%と意見が分かれる一方、顔写真登録は否定が過半数を占める
生成AIへの個人情報や顔写真の登録に対する意識を把握するため、生成AI利用者を対象に調査を行いました。
まず、「生成AIから有効なアドバイスをもらうためなら、ある程度個人情報を記入するのはしょうがない」という意見に対する受け止め方をうかがったところ「そう思う」と回答した人は35%、「どちらでもない」が25%、「違うと思う」は38%でした(図1-1)。生成AIへの個人情報入力は肯定する人より否定的な人の方がわずかに多い結果となりました。
続いて、「生成AIで面白いコンテンツを作るためなら、自分の顔写真を登録することは構わない」という意見に対しては「そう思う」と回答した人は24%にとどまり、「どちらでもない」が23%、「違うと思う」が51%となりました(図1-1)。前提条件が異なるため直接比較はできないものの、個人情報入力より顔写真登録の方が慎重な人が多いという結果となりました。
また、年代別に見ると、若年層の方が「そう思う」と回答する割合が高い傾向が見られました(図1-2, 図1-3)。
図1-1. 生成AIへの個人情報や顔写真の登録に対する意識(単一回答)
[調査対象:生成AIを利用する全国の15歳~69歳(n=4,476)]

図1-2. 生成AIへの個人情報記入に対する意識 (性年代別・単一回答)
[調査対象:生成AIを利用する全国の15歳~69歳]

図1-3. 生成AIへの顔写真登録に対する意識 (性年代別・単一回答)
[調査対象:生成AIを利用する全国の15歳~69歳]

2. 39%が生成AIの情報が適切に扱われていると回答、若年層でその割合が高い
次に、生成AIに入力した情報の取扱いについて、どのように受け止められているのかを見ていきます。「生成AIを提供している会社は情報が不適切に使われないように管理していると思う」という意見に対する受け止め方をうかがいました(図2)。
その結果、「そう思う」という回答は39%、「どちらでもない」が33%、「違うと思う」が24%となりました。
若年層ほど「そう思う」という回答が多く、年代が上がるにつれて「どちらでもない」を選択する人が多くなる傾向が見られました。
生成AIを提供する会社がどのように情報管理をしているかは利用者からは見えにくい点が多く、評価が分かれている様子がうかがえます。こうした意識は、今後生成AIの国際規格やガイドラインが定着し、利用経験が蓄積されることで変化する可能性があります。
図2. 生成AI提供会社の情報管理に関する認識 (性年代別・単一回答)
[調査対象:生成AIを利用する全国の15歳~69歳]

3. 生成AIで安全性より利便性重視 16%、利便性より安全性重視 39%、どちらでもない 44%
このように、生成AIに対しては利便性を期待する一方で、個人情報や顔写真の扱いには慎重な姿勢も見られます。そこで、生成AIを含む様々なサービスの利用において利便性と安全性のどちらがより重視されているかをうかがいました。その結果、生成AIは「利便性重視」16%、「どちらでもない」44%、「安全性重視」39%となりました(図3)。
他のサービスと比較すると、生成AIは、「メール」「SNS」などのコミュニケーションサービスより安全性を重視する傾向があり、「ネットショッピング」「QRコード決済」などの金銭的な取引をするサービスよりは利便性を重視する傾向にあることがうかがえました。
今後、生成AIサービスの用途の広がりに伴い、利便性と安全性に対する意識については変化する可能性も考えられます。
図3. 利便性と安全性のどちらを重視するか(サービス別・単一回答)
[調査対象:各サービスを利用する全国の15歳~69歳]

今後もモバイルサービスのあんしん・安全な利用実態について、継続的に調査・発信していきます。なお、「ドコモスマホ教室」では、スマートフォンをあんしん・安全に使うための講座を提供しています。スマホを使ったキャッシュレス決済や生成AIなど幅広く学べる講座を提供していますのでご活用ください。
調査概要 ―「出典:2026年 あんしんなモバイル利用調査」―
| 調査方法 | Web調査 |
|---|---|
| 調査対象 | 全国15歳~69歳男女 |
| 有効回答数 | 8,938(2026年2月調査) |
| サンプリング | クォータ・サンプリングを用いて、日本の人口構成(性別・年齢[5歳刻み]・都道府県)に基づきサンプルサイズを設計し、オンライン登録パネルから回答を収集 |
| 調査時期 | 2026年2月 |
(※グラフの数値は表示単位によって四捨五入をしているため、内訳の数値を足し合わせた数が、合計値と一致しないことがあります)
問い合わせ先
本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。
モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/
