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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
スマホ購入時に重視するポイント iPhoneは「ブランド」 Androidは「操作性」が最多
(2024年3月25日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 新機種の購入きっかけ iPhoneとAndroidは「電池の劣化」が最多
  • 利用者の年代 iPhoneは若年層が多い
  • 購入時に重視すること iPhoneは「ブランド」 Androidは「操作性」が最多

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2023年1月にスマートフォンをお使いの方に、新機種を購入する際のきっかけ、重視するポイントについて調査を実施しました。

1. 新機種の購入きっかけ iPhoneとAndroidは「電池の劣化」が最多

新機種の購入きっかけについて利用機種別に調べたところ、「電池の劣化」がiPhoneは55%、Androidは49%と約5割となっており、ともに最も高いきっかけとなっていました。また、iPhoneでは、「新モデルが発売された」が12%と、Andoid5%と比べて7ポイント高い購入きっかけとなっていました。シニア向けのスマートフォンでは「スマートフォンが欲しかった」「電池の劣化」の順となっていました。シニアのスマートフォン所有きっかけについては、2023年5月のレポートで詳しく説明していますので、こちらもご参照ください。

図1. 購入きっかけ(複数回答)

母数:スマートフォン利用者

2. 利用者の年代 iPhoneは若年層が多い

各利用機種の利用者の年代を見たところ、図2に示す通りiPhoneは10~30代までで47%と約5割であり、Androidの30代までの23%と比較して約24ポイントの差があり、若年層の利用が多くみられました。シニア向けのスマートフォンは70代が約7割、60代が約2割となっていました。シニアの利用機種については、2023年4月のレポートで詳しくレポートしていますので、こちらもご参照ください。

図2. 利用者の年代比率

母数:スマートフォン利用者

3. 購入時に重視すること iPhoneは「ブランド」 Androidは「操作性」 が最多

次に、購入時に重視することについて、利用機種別で見た結果が図3となります。「操作性(持ちやすさ、同系統端末の使い慣れなど)」は、全種別で高い結果となりましたが、iPhoneでは「メーカーや端末のブランドが好きだから」が26%となり、「操作性」と比較して僅差ながらも最も高い重視ポイントとなっており、Androidと比較して9ポイント高くなっていました。一方、Androidでは「操作性」、「メモリ・ストレージ容量」、「カメラ機能」、「グラフィック性能」など、機能面の重視が高い結果となっていました。  
なお、購入時に重視することの経年変化については、2022年9月にレポートしていますので、あわせてご参照ください。

図3. 機種別 購入する際に重視するポイント(複数回答)

母数:スマートフォン利用者

iPhone、Androidともに、エントリーモデルからハイエンドまで多彩なラインナップを持っているため、一概に傾向は語るのは難しいですが、大きなくくりとしては、このような結果になっていました。

モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
 https://www.moba-ken.jp/whitepaper/wp23.html

調査概要 ―「2023一般向け年モバイル動向調査」―

調査方法 Web
調査エリア 全国
調査対象者 15~79歳男女
標本抽出法 QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
有効回答数
と調査時期
6559(2023年1月)

※グラフの数値は表示単位によって四捨五入をしているため、内訳の数値を足し合わせた数が合計値と一致していないことがあります。

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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