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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【シニア】
70代Androidスマホ35%,シニア向けスマホ24%,iPhone21%
ー地域によって所有する種類に差が見られるー
(2023年4月27日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 60代 最もよく使う携帯電話 Android45% iPhone40%(図1
  • 70代 最もよく使う携帯電話の種類 Android35%,シニア向けスマホ24%(図2
  • 60代 近畿はAndroidスマホ、iPhoneを合わせると9割を超える(図3
  • 70代 関東・東海・近畿はAndroidスマホまたはiPhone所有が半数を超える(図4

調査結果

2023年1月に訪問留置法(調査員が訪問し調査を承諾頂いた方に紙で質問票を配り後日回収)で実査した結果より、もっともよく使う携帯電話の種類に関して、分析した結果をお伝えします。

1. 60代最もよく使う携帯電話 Android45% iPhone40%

2023年3月27日のレポートで関東60代シニアのスマホ所有率が93%に達したとお伝えしました。それでは60代シニアはどのような種類の携帯を持っているか、経年変化とともに示したのが図1です。2017年時点ではシニア向けスマホの割合が最も多かったのですが、2023年になるとAndroidとiPhoneがそれぞれ4割を超えています。

図1. 60代最もよく利用する携帯電話の種類

※携帯電話所有者が対象


2. 70代最もよく使う携帯電話の種類 Android35%,シニア向けスマホ24%

次に70代の最もよく利用する携帯電話の推移を見ていきます。図2の通り、従来のケータイの割合が減っていき、2021年はシニア向けスマホ、2022年以降はAndroidが最も多くなっています。

図2. 70代最もよく利用する携帯電話の種類

※携帯電話所有者が対象

3. 60代 近畿はAndroidスマホ、iPhoneを合わせると9割を超える

60代の最もよく利用する携帯電話の種類を地域別で示したのが図3です。近畿はAndroidスマホ、iPhoneを合わせると、9割を超えています。一方、北海道・東北、北陸・甲信越、中国・四国、九州・沖縄は75~76%程度となっています。

図3. 60代最もよく利用する携帯電話の種類地域別

※携帯電話所有者が対象

70代 関東・東海・近畿はAndroidスマホまたはiPhone所有が半数を超える

最後に70代がもっともよく使う携帯電話種類を地域別に見ていきます。70代は地域差が大きく、関東・東海・近畿はAndroidスマホ及びiPhoneを合わせると半数を超えています。北海道・東北、北陸・甲信越、九州・沖縄は3割台と、20ポイント程差が生じています。

図4. 70代最もよく利用する携帯電話の種類地域別

※携帯電話所有者が対象

調査概要 ―「2023年シニア調査」―

調査方法 訪問留置調査
調査対象 全国・60~79歳男女
有効回答数 1,250
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期 2023年1月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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