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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【シニア】
シニアのスマホを所有するきっかけ
「使いたい機能があった」から「周囲にスマホ」「家族からの勧め」さらに「フィーチャーフォンが使えなくなる」に変化
(2023年5月11日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 直近でスマホを所有した人は「フィーチャーフォンが使えなくなると聞いた」が最多(図1
  • 60代は「使いたい機能」「周囲にスマホ」が70代は「家族からの勧め」「フィーチャーフォンが使えなくなると聞いた」がやや多い(図2
  • 使いたい機能・アプリがあったことがスマホ所有のきっかけ 東海が最も高く32%(図3

調査結果

2023年1月に訪問留置法(調査員が訪問し調査を承諾頂いた方に紙で質問票を配り後日回収)で実査した結果より、スマホを所有するきっかけについて、分析した結果をお伝えします。

1. 直近でスマホを所有した人は「フィーチャーフォンが使えなくなると聞いた」が最多

2023年4月6日のレポートで全国の60代で92%、70代でも76%がスマホを所有しているとお伝えしました。それでは、どのようなきっかけでスマホを所有したか、所有した時期でまとめたのが図1です。ここ2年以内でスマホを所有した人は「フィーチャーフォンが使えなくなると聞いた」が最多でした。

所有時期から推測すると「使いたい機能・アプリがあった」から「周囲にスマホを持っている人が増えた」「家族からの勧め」そして「フィーチャーフォンが使えなくなると聞いた」と移り変わっています。

図1. シニアのスマホ所有きっかけ(複数回答)所有時期別


2. 60代は「使いたい機能」「周囲にスマホ」が70代は「家族からの勧め」「フィーチャーフォンが使えなくなると聞いた」がやや多い

次にスマホを所有したきっかけで、最も大きかったことを図2に示しています。家族からの勧めが最も多く27%次いで、使いたい機能・アプリがあったが20%となっています。60代は使いたい機能・アプリがあった、周囲にスマホを持っている人が増えたが70代よりやや多く、70代は家族からの勧め、ガラケーが使えなくなると聞いた割合がやや多いです。

図2. シニアのスマホ所有した最も大きなきっかけ

3. 使いたい機能・アプリがあったことがスマホ所有のきっかけ 東海が最も高く32%

最後にスマホを所有したきっかけで、最も大きかったことを地域別で図3に示しています。東名阪で使いたい機能・アプリがあった割合が高いです。特に東海では3割を超えています。

図3. シニアのスマホ所有した最も大きなきっかけ 地域別

調査概要 ―「2023年シニア調査」―

調査方法 訪問留置調査
調査対象 全国・60~79歳男女
有効回答数 1,250
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期 2023年1月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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