【ライフスタイル】
QRコード決済サービス利用者の8割が画面ロックを行っている(2025年8月25日)
調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~
ポイント
調査結果
NTTドコモ モバイル社会研究所では、2025年1月に携帯電話から個人情報が漏れたり、悪用されたりしないために行っている対策について調査をしました。その中から、今回は「QRコード決済サービス」を利用されている方が、どの程度「画面ロック(パスワード、指紋認証等)」を利用しているかについて、調査結果をお伝えします。
1. QRコード決済サービスの利用率約6割、画面ロックの設定率は約7割
日本全国のスマートフォンを利用する15~79歳を対象に、「QRコード決済(d払い、PayPay、au Payなどのスマホ決済)サービスを利用していますか」と伺いました。その結果、QRコード決済の利用率はスマートフォン利用者の60%となり、いずれの年代でも利用率は過半数を上回っていました。また、「画面ロック(パスワード、指紋認証等)を利用していますか」と伺った結果、スマートフォン利用者の71%が画面ロックを利用していると回答をしていました。
図1. QRコード決済サービス利用率 及び 画面ロック利用率
[調査対象:全国の15~79歳のスマートフォン利用者]
2-1. QRコード決済サービス利用者の8割が画面ロックを利用している
続いて、QRコード決済サービスを利用している人の画面ロック利用状況を確認しました。その結果、QRコード決済サービスを利用している人のほうが画面ロックをしている割合が高く、82%が画面ロックを利用していました。
その一方で、QRコード決済サービスを利用している方の18%は画面ロックを利用していないと回答をしていました。
図2-1. QRコード決済サービス利用有無別の画面ロック利用率
[調査対象:全国の15~79歳のスマートフォン利用者]
2-2. QRコード決済サービスを利用する70代の3~4割は画面ロックを行っていない
QRコード決済を利用している方の画面ロック利用状況を性年代別に集計しました。その結果、70代が画面ロック利用なしと答えた方が多い結果となりました。
60代以下の方も1~2割が画面ロックを利用していないと回答をしていました。
図2-2. QRコード決済サービス利用者の画面ロック利用率 [性年代別]
[調査対象:全国の15~79歳のQRコード決済サービス利用者]
QRコード決済サービスが利用できるスマートフォンを、画面ロックなどの対策をしていない状態で紛失してしまうと、不正に送金がされてしまうなどの危険性があります。QRコード決済サービスを使う際には、パスワードや生体認証等で画面ロックや、アプリのロックを行うことをお勧めします。
携帯電話の画面をロックする設定方法について、下記のサイトでご案内しています。
https://www.docomo.ne.jp/faq/detail?faqId=146177
そのほか、ドコモでは、最新のフィッシング詐欺事例、事前対策、被害に遭った場合の対応方法などを下記サイトでご案内していますので、ご参照ください。
https://www.docomo.ne.jp/info/anti-phishing/?icid=CRP_INFO_notice_page_250613_00_to_CRP_INFO_anti-phishing
調査概要 ―「2025年 一般向けモバイル動向調査」―
調査方法 | Web調査 |
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調査対象 | 全国・15~79歳男女 |
有効回答数 | 6,962 |
サンプリング | QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。 |
調査時期 | 2025年1月 |
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モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/