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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【シニア】
シニア世代の半数以上が、趣味を楽しむ際にインターネットを活用している
(2025年9月16日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • シニアの趣味 上位は「テレビ視聴」「散歩・ウォーキング」「庭いじり・ガーデニング・野菜作り」「旅行」(表1
  • 半数以上のシニアがインターネットを利用して趣味活動を実施(図1
  • 約1割が趣味で作製した作品や内容をインターネット上で発信(図2

調査結果

2025年1月に訪問留置法(調査員が訪問し調査を承諾頂いた方に紙で質問票を配り後日回収)を用いて実査(60歳~84歳が対象)した結果より、趣味について分析した結果をお伝えします。

1. シニアの趣味 上位は「テレビ視聴」「散歩・ウォーキング」「庭いじり・ガーデニング・野菜作り」「旅行」

シニアの方の多くの人がスマートフォンを所有するようになりました(2025年3月24日レポート参照)。そのスマートフォンなどを利用し、インターネットがどれくらい趣味活動に利用されているか、調査をしました。

まず高齢者がどのような趣味を持っているかは、表1の通りです。テレビ視聴はどの性年代でも最も多く、半数を超えています。次いで「散歩・ウォーキング」「庭いじり・ガーデニング・野菜作り」「旅行」と続きました。

表1. シニアの趣味(複数回答)%

2. 半数以上のシニアがインターネットを利用して趣味活動を実施

次に、趣味を持っている人を対象に、その趣味を行う際、インターネットを利用するかを聞きました。その結果、半数以上のシニアがインターネットを利用して趣味活動をしていました。

どの年代も男性の方がインターネットを利用しており、特に60代では8割でした。

図1. 趣味を行う際にインターネットを活用する割合

※趣味を持っている人が対象

3. 約1割が趣味で作製した作品や内容をインターネット上で発信

最後に趣味でインターネットを活用する具体的な内容を調査しました。その結果、8割以上は趣味に関わる情報の収集でした。次いで、趣味仲間との連絡が約3割、趣味で作製した作品や内容をインターネット上で発信が約1割となりました。

図2. 趣味を行う際にインターネットを活用する内容(複数回答)n=598

※趣味を持っている人の中で趣味を行う際、インターネットを活用している人が対象

シニアに関する調査結果は「モバイル社会白書 2024年版」でも紹介しています。当白書は、シニアに関する調査結果だけではなく、ICT利用状況全般の調査結果をまとめていますので、是非ご覧ください。

モバイル社会研究所白書2024年版(シニア調査)
モバイル社会研究所白書2024年版(全体)

調査概要 ―「2025年シニア調査」―

調査方法 訪問留置調査
調査対象 全国・60~84歳男女
有効回答数 1,300
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期 2025年1月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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