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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【シニア】
シニアでFacebook・Instagram・Twitterを利用している 
約半数は更新・発信も行っている
(2023年9月4日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • Facebook,Instagram,Twitter利用者の約半数は更新・発信も行っている(図1
  • LINE,メール利用者のほとんどは送受信をおこなっている(図2、3
  • Facebook,Instagram,Twitter利用者で女性は閲覧だけが男性より多い傾向(図4~6

調査結果

2023年1月に訪問留置法(調査員が訪問し調査を承諾頂いた方に紙で質問票を配り後日回収)で実査した結果より、シニアのメールとSNSの更新・発信について、分析した結果をお伝えします。

1. Facebook・Instagram・Twitter利用者の約半数は更新・発信も行っている

メールとSNSの利用率(送信もしくは受信をしている)については前回レポート(2023年8月28日)でお伝えしました。今回はそれぞれの利用者の中で、更新・発信している人がどれだけいるかをサービス別に報告します。

図1は各サービス利用者に対して、どれくらい更新・発信も行っているかを表しています。メッセージをメインとするLINE・メールの利用者の多くは、送信も行っています。Facebook・Instagram・Twitter利用者の約半数は更新・発信も行っています。

図1. メール・SNS各利用者に占める更新・発信利用率

2. LINE・メール利用者のほとんどは送受信をおこなっている

ここからはサービス別に、年齢と性別で送信・更新がどのくらい行われているか、見ていきます。

図2にLINE、図3にメールの送信状況を示しています。性年代関係なく、利用者のほとんどが、送信も行っています。特にLINEは利用者の中で、受信のみというシニアはほとんどいません。

図2. LINE送信・受信利用率(性年代別)


図3. メール送信・受信利用率(性年代別)

3. Facebook・Instagram・Twitter利用者の内、女性は閲覧だけが男性より多い傾向

最後にFacebook・Instagram・Twitterの更新・発信状況を図3~図5に示しています。

いずれのサービスも60代の利用率が70代よりも高く、利用者の約半数が閲覧だけではなく、更新・発 信も行っています。さらに女性は男性と比較し、閲覧だけを行っている割合が高い傾向です。

図4. Facebook閲覧・更新利用率(性年代別)


図5. Instagram閲覧・更新利用率(性年代別)



図6. Twitter閲覧・更新利用率(性年代別)


Facebook・Instagram・Twitterの利用者はそれぞれ約1割とシニアの中では多くありません。ただ、利用者の約半数(シニア全体からみると約5%)が更新・発信も行っていました。SNSを使いこなしている層から、全く利用しない層まで混在しているのが現在のシニアの実像です。

調査概要 ―「2023年シニア調査」―

調査方法 訪問留置調査
調査対象 全国・60~79歳男女
有効回答数 1,350
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期 2023年1月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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