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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【シニア】
シニアのICTサービス利用状況
女性はスマホ 男性はサービスによりパソコンがスマホを上回る
(2023年7月6日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 情報検索を行っている 60代で9割 70代は7割(図1
  • 男性 サービスによってはスマホよりパソコン利用率が高い(図2
  • 女性 サービスによらずスマホの利用率が高い(図3

調査結果

2023年1月に訪問留置法(調査員が訪問し調査を承諾頂いた方に紙で質問票を配り後日回収)で実査した結果より、シニアのICTサービス利用状況について、分析した結果をお伝えします。

1. 情報検索を行っている 60代で9割 70代は7割

2023年6月15日のレポートでスマホとパソコンの利用時間は男女で差があるとお伝えしました。それでは利用するサービスによって差が生じているか、調査した結果をお伝えします。まず図1は各サービスの利用率です。スマホの普及が進み、「情報検索」は60代で9割、70代でも7割のシニアが利用しています。

図1. サービス別利用率(年代別)


2. 男性 サービスによってはスマホよりパソコン利用率が高い

次にスマホとパソコン別にサービス利用を男女別に見ていきます。図2は男性のサービス利用率となりますが、全体ではスマホでの利用が多いです。ただ「情報検索」「メール」「地図・乗換」はスマホでの利用も高いですが、パソコンでの利用も3割程度あります。さらに「品物注文」「電子政府・自治体」「投資」は若干ですがパソコンの利用の方が長いです。

図2. 男性 サービス別利用率(スマホ・パソコン別)

3. 女性はサービスによらずスマホの利用率が高い

続いて女性ですが利用時間同様、大きな差を付けてスマホの利用率の方が高いです。

図3. 女性 サービス別利用率(スマホ・パソコン別)

調査概要 ―「2023年シニア調査」―

調査方法 訪問留置調査
調査対象 全国・60~79歳男女
有効回答数 1,350
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期 2023年1月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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