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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【シニア】
シニアの8割以上がスマートフォンは便利と実感
(2021年3月24日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • シニアの8割以上がスマートフォンは便利と実感し、約6~7割が身の回りにないと困ると感じる
  • 70代のスマートフォン利用者の約半数がシニア向けのスマートフォンを利用

調査結果

1-1. シニアの8割以上が、スマートフォンは便利と実感

2020年6月のレポートで、シニアのスマートフォン所有が60代で約7割、70代で約5割に達したことをご報告しました。それでは、スマートフォンを所有しているシニアの方々は、スマートフォンについてどのように感じているのでしょうか。

モバイル社会研究所が2020年1月に行ったシニアの生活実態調査において、スマートフォンを所有しているシニアのスマートフォンへの考え方として、「便利と感じる」が約60代で約9割、70代で約8割となりました。

一方で、約6割の方は「操作が難しい」と感じながらも、「身の回りにないと困る」と感じる方が、60代で約7割、70代でも約6割となりました。シニアにとってもスマートフォンが生活必需品となってきていることが伺えます。


図1.シニアのスマートフォンに対する考え(年代別)


1-2. 70代のスマートフォン利用者の約半数がシニア向けのスマートフォンを利用

続けて、シニアが利用しているスマートフォンの種類をみてみました。シニアが利用しているスマートフォンの種類は、60代の約6割がAndroidスマートフォンを利用していました。一方、70代では約半数が「らくらくスマートフォン」などのシニア向けのスマートフォンを利用しているという結果となりました。

シニアの方が使いやすく、シニア向けに作りこまれたスマートフォンが、シニアの生活のなかでのスマートフォン利用をサポートしていることが伺えます。

図2. シニアが利用しているスマートフォンの種類

2.調査概要 ―「2020年シニアの生活実態調査」―

調査方法 訪問留置調査
調査エリア 関東1都6県(東京, 神奈川, 千葉, 埼玉, 茨城, 群馬, 栃木)
調査対象者 60~79歳男女
標本抽出法 性別,年齢,地域区分のセグメントで日本の人口分布に比例して割り付け。
有効回答数
と調査時期
506(2020年1~2月)

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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