【シニア】
70代のスマートフォン所有率が約5割に拡大:ケータイ所有率を抜く
(2020年6月17日)
調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~
ポイント
- 70代のスマートフォン所有率が約5割に拡大、ケータイ所有率を抜く
- 所有歴2年未満の約半数は「家族のすすめ」がスマホ所有のきっかけ
調査結果
1-1. スマートフォン・ケータイ所有率の年次推移 ―70代のスマートフォン所有率が約5割に拡大―
モバイル社会研究所が2020 年 1 月に行った一般向けモバイル動向調査において、70代のスマートフォン所有率が48%と約5割に達し、ケータイの所有率を10ポイント以上、上回る結果となりました。60代のスマートフォン所有率は、2019年に約7割に達し2020年は、ほぼ横ばいとなりました。
また2015年には60代のスマートフォン・ケータイの未所有率は13%、2020年は4%まで減少しましたが、70代の未所有率は2015年から約2割と横ばいのままです。
図1. スマホ・ケータイ所有率の年次推移
注1:2016年、2017年は調査未実施。
注2:2015年の「スマートフォン」はタブレット所有を含み集計。
注3:2018年は家族で共有して所有している端末を含み集計。
出典:2015年アクティブシニアのICT利用生活調査(訪問留置)
2018~2020年一般向けモバイル動向調査(訪問留置)
1-2.スマートフォンを所有したきっかけ―所有歴2年未満の約半数は「家族のすすめ」―
スマートフォンの所有率がシニアでも上がる中で、所有歴2年未満のグループと、所有歴2年以上のグループで、スマートフォンを所有したきっかけを伺いました。
「スマホ所有歴2年以上」のグループでは、「家族のすすめ」「周囲にスマホを持っている人が増えた」が、約4割と多く挙げられていました。一方、「スマホ所有歴2年未満」のグループでは、「家族のすすめ」が約半数となっていました。
シニアのスマートフォン所有には、家族の影響が大きいことがうかがえます。
図2. スマートフォンを所有したきっかけ(複数回答)
注:スマートフォン所有者が回答。
出典:2020年一般向けモバイル動向調査(訪問留置)
2.調査概要 ―「2015,2018-2020年シニアの生活実態調査」―
調査方法 | 訪問留置調査 |
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調査エリア | 関東1都6県(東京, 神奈川, 千葉, 埼玉, 茨城, 群馬, 栃木) |
調査対象者 | 60~79歳男女 |
標本抽出法 | 性別,年齢,地域区分のセグメントで日本の人口分布に比例して割り付け。 |
有効回答数 と調査時期 |
530(2015年10~11月), 510(2018年1~2月), 500(2019年1~2月), 494(2020年1~2月) |
問い合わせ先
本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。
モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
< https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html>