【ライフスタイル】
生活情報を得ているメディア:10~30代は「SNS」6~7割、40~50代は「Web・アプリ」5割、60~70代は「テレビ」5割
(2024年8月26日)
調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~
ポイント
- 「SNS」から生活情報を得ている約4割に。
- 10~30代は「SNS」、40~50代は「Web・アプリ」、60~70代は「テレビ」がトップ。
- Instagram利用者・X利用者の約4割がそれぞれのSNSから「生活情報」を得ている。
調査結果
NTTドコモ モバイル社会研究所では、2024年1月にスマホ・ケータイ所有者のメディア利用動向について調査を実施しました。スマホ・ケータイ所有者が週1回以上アクセスし、日常的に生活情報(趣味やお買い得情報など)を得ているメディアについて調査しました。
1. 「SNS」から生活情報を得ている約4割に
日常的に生活情報(趣味やお買い得情報など)を得ているメディアを2014年からの推移を見てみますと「テレビ」の利用が横ばいながらも最も多いです。2024年は43.7%で昨年からは微減していました。
次いで「Webサイト・アプリ」から生活情報を得ている人が41.7%でしたが昨年からは微減でした。続けて「SNS」から生活情報を得ている方が昨年よりも約5ポイント増加して39.8%でした。「テレビ」、「Webサイト・アプリ」、「SNS」が4割で拮抗しています。
図1. 生活情報(趣味やお買い得情報など)を得ているメディア利用率の推移(2014年~2024年)
出所:2024年一般向けモバイル動向調査(ソーシャルメディア(SNS)は2017年から調査)
2. 10~30代は「SNS」、40~50代は「Web・アプリ」、60~70代は「テレビ」がトップ
生活情報(趣味やお買い得情報など)を得ているメディアを年代別に調査しました。10~30代は「SNS」が一番多く6~7割でした。特に20代は約7割が「SNS」から生活情報を得ていました。特に20~30代は昨年調査時よりも「SNS」から生活情報を得ている人たちが約10ポイント増加しています。
60~70代では「テレビ」が最も高く約5割でした。40~50代は「Webサイト・アプリ」が約半数でした。70代は約3割が「新聞」から生活情報を得ていました。しかし10~30代では1割以下でした。
図2. 生活情報(趣味やお買い得情報など)を得ている年代別メディア利用率(2024年)
[調査対象:全国15~79歳男女・n=6305 複数回答]
出所:2024年一般向けモバイル動向調査
3. Instagram利用者・X利用者の約4割がそれぞれのSNSから「生活情報」を得ている
続けてどのような「SNS」から生活情報を得ているかを聞いたところ、InstagramとXが昨年よりも増加して約4割でした。TikTok、LINE、Facebookが約2割でした。
年代別で見ますと、Instagram利用者でInstagramから生活情報を得ているのは30代が他の年代よりも多く約5割でした。また10~20代、40代のInstagram利用者の約4割がInstagramから生活情報を得ていました。
また10~40代のX利用者の約4割がXで生活情報を得ていました。
図3. 生活情報を得ている「SNS」(2023-2024年)
[調査対象:全国15~79歳男女・複数回答]
出所:2023・2024年一般向けモバイル動向調査
(n(2023年/2024年)=Instagram(2546/2655) X(2775/2746) TikTok(672/1134) LINE(5374/5350) Facebook(1586/1372)
図4. 年代別:生活情報を得ている「SNS」(2024年)
[調査対象:全国15~79歳男女・複数回答] 全体平均よりも高い箇所は赤字
出所:2024年一般向けモバイル動向調査
(各世代別SNS利用者数内訳)
10代(Instagram:259、X:240、TikTok:181、LINE:303、Facebook:44)
20代(Instagram:579、X:633、TikTok:272、LINE:748、Facebook:131)
30代(Instagram:495、X:501、TikTok:194、LINE:799、Facebook:242)
40代(Instagram:470、X:481、TikTok:160、LINE:941、Facebook:264)
50代(Instagram:448、X:435、TikTok:155、LINE:947、Facebook:275)
60代(Instagram:250、X:282、TikTok:102、LINE:821、Facebook:221)
70代(Instagram:154、X:174、TikTok:70、LINE:791、Facebook:195)
(参考)
ニュースを得ているメディア「テレビ」15年間横ばいで7割・「新聞」は減少傾向続き4割弱・10~30代のX利用者の約6割がXでニュースを収集
調査概要 ―「2024年一般向けモバイル動向調査」―
調査方法 | Web |
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調査対象 | 全国・15~79歳男女 |
有効回答数 | 6440 |
サンプリング | QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。 |
調査時期 | 2024年1月 |
問い合わせ先
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モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/