【防災】
別居家族に災害の可能性がある際に、連絡をとったことがある人は約4割
―全体ではテレビ視聴きっかけが多く、若年層はSNS閲覧きっかけも多いー
(2026年1月19日)
調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~
ポイント
調査結果
2024年11月調査より、災害情報に関して別居家族への呼びかけについてまとめましたので、お伝えします。
1. 別居家族に災害の可能性がある際に、連絡をとったことがある人は約4割
災害の可能性がある際に、別居している家族と連絡をとった経験がある人はどの程度いるのでしょうか。図1は、その割合を示しています。全体では約4割の人が連絡をとったことがありました。年代別に見ると、年齢が高くなるほど割合が高く、70代では46%が連絡をとった経験を持っています。
図1. 別居家族に災害の可能性がある際に連絡した(性・年代別)
※別居家族がいる人が対象
2. 連絡をとったきっかけはテレビ視聴が多く、若年層はSNSの閲覧きっかけも多い
次に、連絡を取ったことがある人を対象に、何がきっかけ(①該当の地域に災害の危険が迫っているため、家族がいる方は連絡をしてほしいなどの呼びかけがあった②別居家族のいる地域に災害の危険が迫っている情報を視聴した)で連絡をしたのかを聞きました。その結果、4人に3人が「テレビを視聴したこと」をきっかけとしていました。次いで、「テレビから連絡を促す呼びかけがあった」が43%、「(知人を除く)SNSで呼びかけを見た」が30%と続きます。
これらの結果を年代別に並べたものが表1です。全年代で「テレビ視聴」が最も高い割合を示しました。一方、若年層では「SNSの閲覧や呼びかけを見た」が多く、年代が上がるにつれて「緊急速報メールの閲覧」や「ラジオの視聴」も増える傾向が見られます。
図2. 別居家族に災害の可能性がある際に連絡したきっかけ(n=3,013)
※別居家族がいる人、かつ呼びかけ経験がある人が対象
表1. 別居家族に災害の可能性がある際に連絡したきっかけ(年代別)
3. 自身が自然災害によって被害を受けたり危険を感じた経験がある人は別居家族への呼びかけを行っている
最後に、別居家族への連絡と、自身が自然災害によって被害を受けたり危険を感じた経験との関係を分析しました。図3に示すとおり、自然災害によって被害を受けたり危険を感じた経験がある人ほど、別居家族と連絡を取る割合が高くなっています。ただし、その被災経験の時期(直近)による差は、21年以上前の場合下がる傾向が見られました。
参考情報として、都道府県別に「20年以内に自然災害によって被害を受けたり危険を感じた経験がある人の割合」を図4に示します。
図3. 別居家族への連絡と自身が自然災害によって被害を受けたり危機を感じた経験
※別居家族がいる人が対象
参考資料:図4. 20年以内に自然災害によって被害を受けたり危機を感じた経験がある[都道府県別]
※調査時点(2024年11月)での居住地で回答
当内容につきましては、2025年9月19日に行われた日本自然災害学会学術講演会にて、発表しています。
なお、防災に関する調査結果は「モバイル社会研究所白書2024年版」でも紹介しています。
当白書は、防災に関する調査結果だけではなく、ICT利用状況全般の調査結果をまとめていますので、是非ご覧ください。
・モバイル社会研究所白書2025年版(防災調査)
・ モバイル社会研究所白書2025年版(全体)
調査概要―「2024年防災調査」―
| 調査方法 | Web |
|---|---|
| 調査対象 | 全国 15~79歳男女 |
| 有効回答数 | 10,355 |
| サンプリング | QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。 |
| 調査時期 | 2024年11月 |
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モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
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