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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【防災】
自治体のメール・SNS・アプリを登録・フォローしている人は4割ー9月は防災月間 登録を検討してはいかがでしょうかー
(2023年8月24日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • メールが27%、LINEが20%、自治体作成アプリがそれぞれ7%(図1
  • メール、自治体作成アプリはシニア層が高い LINE・Twitterは若年層が高い(図3
  • 登録率が半数を超えるのは新潟・岐阜・島根・静岡の4県 中部地区が高い傾向(表1
  • 人口規模が小さいほど、地域に愛着があるほど登録率が高い(図4・5

調査結果

2023年1月の調査結果より、地元の自治体を登録・フォローについてまとめましたので、お伝えします。

1. 1つ以上の自治体を登録している人は4割

災害時に自治体からの情報を受信する上で有効な手段として、自治体のメール・SNS等を登録・フォローし、情報を受信することがあります。2023年1月調査では、1つ以上地元の自治体を登録・フォローしている人は4割でした。メールが最も高く27%、LINEが20%、自治体が作成したアプリ7%と続きました。

図1. 自治体を登録・フォローしている割合

2. メール、自治体作成アプリはシニア層が高い LINE・Twitterは若年層が高い

1つ以上地元の自治体を登録・フォローしている人を年代別に見ると、60代が最も高いですが、年代によって大きく変わることはありませんでした(図2)。サービス別に見ると、年代差は大きく、メール・自治体作成アプリはシニア層ほど高く、LINE・Twitterは若年層ほど登録率が高い傾向です(図3)。

図2. 自治体を登録・フォローしている割合(年代別)



図3. 自治体を登録・フォローしている割合(年代・サービス別)

3. 登録率が半数を超えるのは新潟・岐阜・島根・静岡の4県 中部地区が高い傾向

都道府県別の登録率を見てみます。地域によって差が見られ、新潟・岐阜・静岡・石川・長野といった中部が高い状況です。

表1. 自治体を登録・フォローしている割合(都道府県・サービス別)

4. 人口が少ない自治体、地域への愛着がある人が登録率は高い

最後に都市規模、地域への愛着の有無別に、登録状況を見てみます。人口が少ない小さい自治体ほど、地域への愛着はある方が登録率は高い結果でした。

図4.自治体を登録・フォローしている割合(都市規模別)



図5.自治体を登録・フォローしている割合(地域への愛着別)

このような調査結果を多く掲載した「データで見る防災ガイド」を公開しています。ご自身の災害への備えの状況と調査結果を比較しながら、ご活用ください。なお、書き込み式となっていますので、是非印刷し活用してください。

調査概要 ―「2023年モバイル動向調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国  15~79歳男女
有効回答数 6,559
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期 2023年1月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。

モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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