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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【子ども】
小中学生 ゲームするならスマホ派?ゲーム専用機派?
(2023年11月22日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • スマホでのゲームの利用 小学生6割、中学生7割(図1
  • ゲームの利用率 男子が女子より高い(図2
  • 小学生は「ゲーム専用機」、中学生になると「スマホ」が多くなる傾向(図3

調査結果

2022年11月に実施した親と子に関する調査の中から、ゲームの利用についてお伝えします。

1. モバイル型でのゲームの利用 小学生6割、中学生7割

小中学生はどのくらいゲームを行っているか、今回は「スマホ(タブレット含む)」と「ゲーム専用機(Nintendo Switchやプレイステーションなど)」で分けて分析してみました。図1では小中学生別の利用頻度の結果となります。スマホでのゲーム利用は小学生で6割、中学生になると7割利用しています。毎日1時間以上の割合も小学生で5人に1人、中学生だと3人に1人となります。

なおゲーム専用機を利用している小中学生の内、ネットに接続している人は7割を超えています(参考資料2)。

図1.  【小中学生】ゲームの利用頻度

2. ゲームの利用率 男子が女子より高い

ゲームの利用率を男女別に見たのが図2となります。スマホ・ゲーム専用機問わず、男子の利用が高いです(図2)。

図2. 【小中学生】ゲーム利用率(男女別)

3. 小学生は「ゲーム専用機」、中学生になると「スマホ」が多くなる傾向

ゲームを利用している小中学生の利用頻度を基に「スマホ」「専用ゲーム機」どちらが多いか分析した結果が図3です。小学生は「ゲーム専用機」、中学生になると「スマホ」が多くなる傾向です。

これはゲーム専用機の利用率は学年であまり変化していない(参考資料1)のに対し、スマホの所有率は学年が上がると大きく上昇していることが関連している傾向が見られます(レポート2023年2月16日)。

図3. 【小中学生】スマホとゲーム専用機の利用頻度が高い割合



参考資料1

図4. 【小中学生】 ゲーム専用機の利用率



図5. 【小中学生】ゲーム専用機のネット接続率

※ゲーム専用機を利用している人が対象

なお、子どもに関する調査結果は「モバイル社会研究所白書2023年版」でも紹介しています。

当白書は、子どもに関する調査結果だけではなく、ICT利用状況全般の調査結果をまとめていますので、是非ご覧ください。

モバイル社会研究所白書2023年版(全体
モバイル社会研究所白書2023年版(子ども調査)

 

調査概要 ―「2022年親と子の調査」―

調査方法 訪問留置調査
調査対象 関東1都6県・小学生及び中学生とその親
回答数 600
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期 2022年11月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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