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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【子ども】
スマホ所有率小学5年生で半数、中学2年生で8割を超える
(2023年2月16日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 小学生高学年でスマホ所有率37%(前年比+4)過去最高を更新(図1
  • 中学生のスマホ利用率 ここ数年80%後半で推移(図2
  • スマホ所有率 小学校高学年・中学生では女子の方が約10ポイント高い(図3
  • iPhone比率、中学生で6割を超える(図5

調査結果

2022年11月に実施した親と子に関する最新の調査の中から、小中学生のスマホ所有率についてお伝えします。

1. 小学生高学年でスマホ所有率37%(前年比+4)過去最高を更新

スマホの所有率(子が専用で所有している)は、小学生高学年で+4の上昇し、37%と過去最高を更新しました。中学生は-3で76%、サンプル数の関係で上下していますが、上昇傾向とは言えない状況です。

図1. 【小中学生】スマホ・キッズケータイ所有率 経年推移


2. 中学生のスマホ利用率 ここ数年80%後半で推移

次にスマホ・キッズケータイの利用率を見ます。図2の通り、スマホの利用率は小学生で上昇傾向、中学生は80%後半で変わらない状況です。図1の所有と比較し、特に小学生で利用が高いのは親の端末の利用、家族での共有などが考えられます。

図2.【小中学生】スマホ・キッズケータイ利用率 経年推移

3. スマホ所有率 小学6年生で半数、中学2年生で8割を超える

次に所有状況を詳細に見ていきます。図3は学年別に所有状況を見たものになります。小学6年生になると半数を超え、中学2年生になれば8割を超えます。

図3. 【小中学生】学年別スマホ・キッズケータイ所有率

4. スマホ所有率 小学校高学年・中学生では女子の方が約10ポイント高い

スマホの所有率の男女別に見たものが図4となります。小学生高学年、中学生では約+10ポイントほど女子が高い状況です。

図4. 【小中学生】男女別スマホ所有率

5. iPhone比率、中学生で6割を超える

最後にスマホの所有している子のOSを確認します。小学生はandroid、中学生はiPhoneの方が多く、男子より女子の方が高い傾向が見られた。

図5. 【小中学生】OS別スマホ所有

今回は小中学生のスマホ所有状況についてお伝えしました。次回はどのようなきっかけでスマホを所有するようになったか、分析した結果をお伝えする予定です。

調査概要 ―「2022年親と子の調査」―

調査方法 訪問留置調査
調査対象 関東1都6県・小学生及び中学生とその親
有効回答数 500
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期 2022年11月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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