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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【子ども】
タブレット・パソコンを利用した授業の頻度で
「情報リテラシー」にも差が生じている
(2023年4月20日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • タブレット・パソコンを利用した授業の頻度で「情報リテラシー」にも差異が生じている(図1
  • 約半数は「進捗が分かりやすくなった」「意見が言いやすくなった」(図2
  • 「タブレットやパソコンが重く、通学時が大変になった」は半数(図3
  • タブレット・パソコンを利用した授業は「先生が大変そうだ」約4割(図4

調査結果

2022年11月に実施した親と子に関する調査の中から、タブレット・パソコンを利用した授業の感想(小中学生が回答)についてお伝えします。

1. タブレット・パソコンを利用した授業の頻度で「情報リテラシー」にも差異が生じている

学校でのタブレット・パソコンを利用した授業を小中学生はどのように感じているか「良い点」「悪い点」「先生に関すること」に分けて結果を見ました。

授業の感想とタブレット・パソコンを利用した授業の頻度(2023年3月23日レポート参照)を合わせて見た結果が図1(差が大きい順)となります。頻度が高いと自分の意見が言いやすいなど「良い」項目が高く、操作が難しかったなど「悪い」項目は低い結果でした。この結果から、タブレット・パソコンを利用した授業の良さを実感するにはある程度の頻度が必要なことが伺えます。

また「ネットでやってはいけないこと、気を付けなければならないことが理解できた」も頻度が高いほど、高い結果でした。ここで理解したことは学校の授業だけではなく、プライベートで使うスマホにも共通する能力ですので、今後さらに多くの子が身に着けることが望まれます。

図1. 【小中学生】タブレット・パソコンを利用した授業の頻度と感想(%)[差が大きい順]


2. 約半数は「進捗が分かりやすくなった」「意見が言いやすくなった」と感じている

次にタブレット・パソコンを利用した授業の「良い点」を実感している割合を学年別に示したのが図2です。「進捗が分かりやすくなった」「意見が言いやすい」と感じている小中学生は約半数でした。図1で示したように授業の頻度とより関連がある項目ですので、頻度が増えることでさらに増えていくことが期待されます。

図2. 【小中学生】タブレット・パソコンを利用した授業の感想(良い点)

3. 「タブレットやパソコンが重く、通学時が大変になった」は半数

次にタブレット・パソコンを利用した授業の「悪い点」について、実感している割合を学年別に示したのが図3です。「タブレットやパソコンが重く、通学時が大変になった」は半数となります。既存の紙の教科書と合わせて、通学させている学校もあり、小中学生には負担が大きくなっています。置き勉が増えるもしくは家庭で利用する時以外では持ち帰らない等、負担軽減が望まれます。

図3. 【小中学生】タブレット・パソコンを利用した授業の感想(悪い点)


4. タブレット・パソコンを利用した授業は「先生が大変そうだ」約4割

最後にタブレット・パソコンを利用した授業と「先生」への感想を学年別に示したのが図4です。こちらも図4で示した通り、頻度が増すと小中学生からの評価は上がる傾向が見られます。背景に先生のICT授業に対する慣れがあると思われます。

図4. 【小中学生】タブレット・パソコンを利用した授業の感想(先生関連)

今回は学校でどのくらいタブレット・パソコンを利用した授業への児童・生徒の感想について、調査結果をお伝えしました。今後、ICTスキルがどのように変化しているか分析し、報告する予定です。

調査概要 ―「2022年親と子の調査」―

調査方法 訪問留置調査
調査対象 関東1都6県・小学生及び中学生とその親
有効回答数 600
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期 2022年11月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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