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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【子ども】
SNSの利用上昇傾向 中学生では9割を超える
(2022年4月4日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • SNS利用率は女子の方が高い傾向、中学生で9割を超える
  • 最も使われているサービス「LINE」 小学生低学年女子のみ「TikTok」が最も高い
  • SNS全体で上昇傾向、小学生低学年では「TikTok」が上昇し、「LINE」と同水準に

調査結果

2021年11月に実施した親と子に関する調査の中から、小中学生のSNSの利用状況についてお伝えします。

1. SNS利用率は女子の方が高い傾向、中学生で9割を超える

SNS(※)の利用率は図1の通りです。中学生になると利用率は9割を超えています。また、全学年で女子の方が高い傾向です。これはスマホの所有率の男女差と類似しています(2月28日発信)。
※このレポートのSNSはLINE・Twitter・instagram・TikTokとしました。

図1. 小中学生のSNS利用率

2.「LINE」の利用率が高い傾向。小学生低学年女子では「TikTok」が最も使われている。

SNSのサービス別利用率をまとめたのが図2となります。もっとも使われているサービスは、ほとんどが「LINE」ですが、小学生低学年女子は「TikTok」が上回っています。

男女差をみると「LINE」「TikTok」は小学生高学年が最大となり、「Twitter」「instagram」は中学生で差が最大となります。いずれも、女子の方が高い傾向にあります。

図2. 小中学生のSNS利用率サービス別

3.小学生低学年では「TikTok」が上昇し、「LINE」と同水準に

最後にSNSの利用率の経年変化を見ていきます。小学生低学年は「TikTok」が上昇し、「LINE」と同水準となっています。中学生は「LINE」が9割程度、「TikTok」「Twitter」「instagram」も上昇し、4割を超えました(図3)。

図3. 小中学生のSNS利用率サービス別経年推移

※「TikTok」は2019年より調査開始

調査概要 ―「2021年親と子の調査」―

調査方法 訪問留置調査
調査対象 関東1都6県・小学生及び中学生とその親
有効回答数 500
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期 2021年11月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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