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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【サービス】
ソーシャルメディア「何を見る・どう発信する」 ― コンテンツ形式から見る利用スタイル ―
(2026年3月16日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 閲覧・視聴時は動画を含む形式が中心、発信・投稿時は簡易な形式が増加
  • 発信・投稿は女性の利用割合が高く、動画を含む形式も多くみられる

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所が2025年11月に全国の15歳~79歳の男女を対象に実施したWeb調査結果より、ソーシャルメディア*の利用動向についてお伝えします。
*本レポートにおけるソーシャルメディアは、LINE、X、Instagram、YouTube、TikTok、Facebook、Threads、Discord、Bereal.の9つのサービスを対象としています。

1. 閲覧・視聴時は動画を含む形式が中心、発信・投稿時は簡易な形式が増加

各ソーシャルメディアの利用者を対象に、閲覧・視聴時および発信・投稿時に利用されているコンテンツ形式(動画を含む形式/画像を含む形式(動画を含まない)/テキスト中心)を比較しました。

閲覧・視聴時(図1-1)に利用されているコンテンツ形式を見ると、LINEやXではテキスト中心の利用が3割程度いるものの、動画を含む形式が半数以上を占めていました。また、Instagramでは、動画を含む形式や画像を含む形式といったリッチなコンテンツの利用割合が高くなっています。
一方でYouTubeやTikTokでは、動画を含む形式の利用が中心となっており、各サービスの特性が利用実態に表れています。一方、字幕での視聴やコメント欄、概要欄などを通じて、テキストを中心に情報を確認する利用も一部にみられます。

発信・投稿時(図1-2)では、多くのサービスにおいて、閲覧・視聴時と比べて動画を含む形式の割合が低下し、テキスト中心や画像を含む形式といった比較的簡易な形式の利用が相対的に増える傾向がみられました。
このことから、閲覧の場面では動画を含む多様なコンテンツが広く利用されている一方、発信・投稿の場面では、短時間で作成・投稿しやすい形式が選ばれやすいことが示唆されます。

図1-1. 各ソーシャルメディアで利用するコンテンツ形式(閲覧・視聴) [%]

※本グラフは、家族・友人・知人、知人以外(インフルエンサー・企業等)からのテキスト・画像・動画の閲覧、通話・ビデオ通話、ライブ視聴について、回答者個人に複数回答で尋ねた結果を集計したもの。
※「動画を含む形式」には動画(ライブ視聴・ビデオ通話を含む)のみの利用、および動画と他形式を組み合わせた利用
※「画像を含む形式(非動画)」は画像のみの利用、および画像とテキストを組み合わせた利用



図1-2. 各ソーシャルメディアで利用するコンテンツ形式(発信・投稿)[%]

※本グラフは、家族・友人・知人への送信(テキスト・画像・動画、通話・ビデオ通話)および、不特定多数への発信・投稿(テキスト・画像・動画、ライブ配信)について、回答者個人に複数回答で尋ねた結果を集計したもの。
※「動画を含む形式」には動画(ライブ配信・ビデオ通話を含む)のみの利用、および動画と他形式を組み合わせた利用
※「画像を含む形式(非動画)」は画像のみの利用、および画像とテキストを組み合わせた利用
※サンプル数50未満は参考値 

2. 発信・投稿は女性の利用割合が高く、動画を含む形式も多くみられる

次に、ソーシャルメディアを利用していないと回答した方を含め、どのような形式のコンテンツを利用しているか、性年代別に比較しました。

閲覧・視聴時(図2-1)は、各年代とも動画を含む形式を中心とした多様なコンテンツを利用していることが分かります。年代による差はみられるものの、若年層に限らず、60-79歳のシニア層においても7割以上が動画を含むコンテンツを視聴しており、幅広い年代で動画を含む形式の利用が広がっていることが分かります。

発信・投稿時(図2-2)では、閲覧・視聴時と比べて、テキスト中心の発信・投稿が相対的に多くなる一方、動画を含む形式が5割を占めており、多様なコンテンツで発信・投稿されていることが分かります。
また、発信・投稿を行っている割合は男性よりも女性の方が高く、特に動画を含む形式では、女性の利用割合が高い傾向がみられました。

図2-1. ソーシャルメディアで利用するコンテンツ形式(閲覧・視聴)[%]
[調査対象:全国の15歳~79歳男女(n=1,267)]

※本グラフは、家族・友人・知人、知人以外(インフルエンサー・企業等)からのテキスト・画像・動画の閲覧、通話・ビデオ通話、ライブ視聴について、回答者個人に複数回答で尋ねた結果を集計したもの。
※「動画を含む形式」には動画(ライブ視聴・ビデオ通話を含む)のみの利用、および動画と他形式を組み合わせた利用
※「画像を含む形式(非動画)」は画像のみの利用、および画像とテキストを組み合わせた利用


図2-2. ソーシャルメディアで利用するコンテンツ形式(発信・投稿)[%]
[調査対象:全国の15歳~79歳男女(n=1,267)]

※本グラフは、家族・友人・知人への送信(テキスト・画像・動画、通話・ビデオ通話)および、不特定多数への発信・投稿(テキスト・画像・動画、ライブ配信)について、回答者個人に複数回答で尋ねた結果を集計したもの。
※「動画を含む形式」には動画(ライブ配信・ビデオ通話を含む)のみの利用、および動画と他形式を組み合わせた利用
※「画像を含む形式(非動画)」は画像のみの利用、および画像とテキストを組み合わせた利用

3. コンテンツ形式とつながり方から見たソーシャルメディアの利用スタイル

最後に、これまでに確認した利用するコンテンツ形式(テキスト/動画)の違いと、2026年2月12日のレポートで確認した各ソーシャルメディアでの「つながり方(身近な人/オープンな相手)」の違いから、主要ソーシャルメディアの利用スタイルを整理しました。

閲覧・視聴時(図3-1)を見ると、YouTubeやTikTokは、動画を含む形式を中心としたオープンなコンテンツを利用するスタイルに位置づけられる一方、LINEは身近な人とのつながりの中でテキストを中心とした利用が行われるスタイルに位置づけられます。
Xは、テキスト中心でありながら、オープンな相手とのつながりを前提とした利用という点で特徴的な位置にあり、Instagramはこれらの中間的な位置にあります。

次に、発信・投稿時(図3-2)では、閲覧・視聴時と比べると、身近な人・テキスト中心の方へと位置づけが寄る傾向がうかがえます。その中で、LINEはより身近な相手とのコミュニケーション、Xはオープンな相手を含むテキスト中心の発信、Instagramはテキストと画像・動画を組み合わせた中間的な発信として位置付けられます。

図3-1. ソーシャルメディアの利用スタイル比較 (閲覧・視聴)


図3-2. 主要ソーシャルメディアの利用スタイル比較 (発信・投稿)

以上の結果から、ソーシャルメディアの利用では、閲覧・視聴と発信・投稿という行為の違いに加え、各サービスの特性に応じて、利用されるコンテンツ形式やつながり方が使い分けられていることが分かります。閲覧・視聴時には動画を含む形式を中心とした利用が広くみられる一方、発信・投稿時には、テキスト中心のコミュニケーション型や動画を含む形式による発信型など、サービスごとの役割が相対的に明確に表れています。

調査概要 ―「出典:2025年 情報機器に関する予備調査」―

調査方法 Web調査
調査対象 全国15歳~79歳男女
有効回答数 1,267
サンプリング クォータ・サンプリングを用いて、日本の人口構成(性別・年齢[5歳刻み]・都道府県)に基づきサンプルサイズを設計し、オンライン登録パネルから回答を収集
調査時期 2025年11月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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