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スポーツ・旅行の活動頻度とSNS利用頻度の関係―活動が多い層と活動しない層でみられるSNSの高頻度利用―
(2026年4月9日)
調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~
ポイント
- スポーツを「しない層」でも「高頻度層」でも、SNSの利用頻度が高い
- 旅行・行楽でも同様に、「行かない層」と「高頻度層」でSNSの利用頻度が高い
- 日常の活動状況によるSNS利用頻度の違いは、男性で顕著
調査結果
NTTドコモ モバイル社会研究所では、2025年2月にSNS利用者*を対象に、SNSの利用頻度と日常の活動状況の関係を調査しましたので、その結果をお伝えします。なお、各種SNSの利用状況等についてはモバイル社会白書2025年版の第2章で紹介しております。あわせてご確認ください。
*本レポートにおけるSNS利用者は、X、Instagram、Facebook、TikTokのいずれかを利用している人としています。
1. スポーツを「しない層」でも「高頻度層」でも、SNSの利用頻度が高い
10代から50代のSNS利用者を対象に、スポーツ・運動の実施状況とSNSの利用頻度の関係を調査しました。本分析においては、SNS4種(X、Instagram、TikTok、Facebook)それぞれの利用頻度のうち、最も高頻度の回答をその人のSNSの利用頻度として分析を行いました。その結果、スポーツ・運動を「まったくしない」層と、「ほぼ毎日」行う層の双方で、SNSを高頻度で利用する割合が高いことがわかりました。一方で、スポーツ・運動の実施が「週に1,2日程度」「月に1,2日程度以下」といった中間的な頻度の層では、相対的にSNS利用頻度が低い傾向がみられます。
このことから、SNSの高頻度利用は、スポーツ・運動を日常的に行うかどうかと単純に対応しているわけではなく、身体的にアクティブな層と、そうでない層の双方にSNSを頻繁に利用する人が存在している状況がうかがえます。
図1. スポーツ・運動の実施状況とSNSの利用頻度[%](単一回答)
[調査対象:全国・15~59歳・SNS利用者・n=4031]
※本調査の対象者はSNS利用者(X, Instagram, Facebook, TikTokのいずれかを利用している人)で、SNSを利用していない人は含まれておりません。
2. 旅行・行楽でも同様に、「行かない層」と「高頻度層」でSNSの利用頻度が高い
10代から50代のSNS利用者を対象に、旅行や行楽の頻度とSNS利用頻度との関係を分析しました。その結果、旅行や行楽を「まったくしない」層においても、SNSを高頻度で利用する割合が比較的高いことがわかります。加えて、旅行や行楽を高頻度で行う層では、その割合がさらに高くなる傾向がみられました。一方で、「数か月に1,2日」「年に1,2日程度以下」といった中頻度の層では、SNSを「1日に複数回」利用する割合は、これら両極の層と比べて低くなっています。
この結果から、旅行・行楽という比較的アクティブな余暇活動についても、活動頻度が低い層と高い層の双方でSNS利用頻度が高いという、二極的な分布がみられることが確認できます。
図2. 旅行・行楽の実施状況とSNSの利用頻度 [%](単一回答)
[調査対象:全国・15~59歳・SNS利用者・n=4031]
※本調査の対象者はSNS利用者(X, Instagram, Facebook, TikTokのいずれかを利用している人)で、SNSを利用していない人は含まれておりません。
3. 日常の活動状況によるSNS利用頻度の違いは、男性で顕著
次に、スポーツ・運動および旅行・行楽の頻度とSNS利用頻度との関係を、性別に分けて分析しました。
まず男性についてみると、スポーツ・運動、旅行・行楽のいずれにおいても、活動を「まったく行わない」層と、「高頻度で行う」層の双方で、SNSを利用する頻度が高いことがわかります。一方で、活動が「月に1,2日程度」や「年に1,2日程度以下」などの中間的な頻度の層では、SNSの利用頻度が相対的に低く、SNS利用頻度の分布は日常の活動度合によって両極化している様子が確認できます。
これに対して女性では、スポーツ・運動や旅行・行楽の頻度が高くなるにつれて、SNSを高頻度で利用する人の割合が増加する傾向はみられるものの、男性ほど明確な両極化は確認されません。女性では、日常の活動頻度の変化に応じたSNS利用頻度の変化は比較的なだらかで、その差は男性に比べて小さい結果となっています。
このように、スポーツ・運動や旅行・行楽といった余暇活動とSNS利用頻度との関係は、男性のほうが活動頻度の高低による差が大きく表れやすいことが示されました。
図3. スポーツ・運動の実施状況とSNSの利用頻度[%](性別、単一回答)
[調査対象:全国・15~59歳・SNS利用者・n=4031]
※本調査の対象者はSNS利用者(X, Instagram, Facebook, TikTokのいずれかを利用している人)で、SNSを利用していない人は含まれておりません。
図4. 旅行・行楽の実施状況とSNSの利用頻度 [%](性別、単一回答)
[調査対象:全国・15~59歳・SNS利用者・n=4031]
※本調査の対象者はSNS利用者(X, Instagram, Facebook, TikTokのいずれかを利用している人)で、SNSを利用していない人は含まれておりません。
モバイル社会研究所では、15歳〜59歳のSNS利用者4,000人を対象とした調査結果をまとめたデータブック「SNS利用に関するデータブック -SNSとうまく付き合うために-(2026年3月発行)」を公開しています。
リアルな利用実態を知ることで、SNSとのより良い付き合い方を考えるための参考資料となる一冊です。
本レポートと合わせてご確認いただければ幸いです。
「SNS利用に関するデータブック -SNSとうまく付き合うために」
「SNS利用に関するデータブック -SNSとうまく付き合うために- 冊子版」
SNSに関する調査結果は「モバイル社会研究所白書2025年版」でも紹介しています。
当白書は、SNSに関する調査結果だけではなく、ICT利用状況全般の調査結果をまとめていますので、是非ご覧ください。
・モバイル社会研究所白書2025年版(全体)
・モバイル社会研究所白書2025年版(2章 モバイルコミュニケーション)
調査概要 ―「2025年 SNS利用者行動調査」―
| 調査方法 | Web調査 |
|---|---|
| 調査対象 | 全国・15~59歳男女 |
| 有効回答数 | 4,031 |
| サンプリング | QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付しSNS利用率*を調査。調査結果からSNS利用者比率に比例して再割付を実施。 *本調査におけるSNS利用率とは、X、Instagram、Facebook、TikTokのいずれかを利用している人の割合 |
| 調査時期 | 2025年2月 |
問い合わせ先
本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。
モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
< https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html>