【サービス】
配偶者・パートナーや子どもの有無で、お金に関するサービスの利用状況はどう違う?
(2026年3月9日)
調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~
ポイント
- ポイントカード・ポイント決済サービス:20~30代では配偶者や子どもがいる方が利用率が高い
- 電子決済サービス:60~70代では子どもがいるほうが利用率が高い
- 証券サービス:現役世代では配偶者や子どもがいるほうが利用率が高い
調査結果
NTTドコモ モバイル社会研究所では、2025年2月に、スマートフォンの利用状況やお金に関連するサービスの利用動向について大規模な調査を実施しました。本調査では、20代~70代のスマートフォン利用者を対象に、配偶者・パートナーや子どもがいるかどうかによって、スマートフォンでのお金に関連したサービスの利用状況に違いがあるかを分析しましたので、その結果をお伝えします。なお、2025年7月10日のレポートでは、お金に関連したサービスの利用率や不安感との関係について分析した結果をお伝えしております。また、最新のモバイルICTの利用トレンドについてはモバイル社会白書にまとめて紹介しております。あわせてご確認ください。
1. ポイントカード・ポイント決済サービス:20~30代では配偶者や子どもがいる方が利用率が高い
20代から70代のスマートフォン利用者を対象に、スマートフォンで利用できるポイントカードやポイント決済サービスについて、配偶者・パートナーや子どもの有無による利用率の違いを分析しました。その結果、20~30代では、配偶者・パートナーがいる人の利用率が、いない人に比べて約10ポイント高く、子どもがいる人は、いない人より約6ポイント高い結果でした。40~50代では、これらの差は小さく、家族構成よりも個人の利用習慣の違いが利用状況に表れていると考えられます。60~70代では、配偶者の有無でみると「配偶者がいない人」のほうが利用率がやや高い一方、子どもの有無でみると「子どもがいる人」のほうが高く、家族構成によって傾向が異なる結果となりました。
図1. スマホでのポイントカード・ポイント決済サービスの利用率[%](年代、配偶者の有無別)
[調査対象:全国・20~79歳・n=6,729]
出所:2025年お金とICT調査
図2. スマホでのポイントカード・ポイント決済サービスの利用率[%](年代、子どもの有無別)
[調査対象:全国・20~79歳・n=6,729]
出所:2025年お金とICT調査
2. 電子決済サービス:60~70代では子どもがいるほうが利用率が高い
次に、スマートフォンでの電子決済(QRコード決済・電子マネー・交通系ICカードなど)の利用率について、配偶者・パートナーや子どもの有無による違いを分析しました。その結果、全年代を通して、配偶者や子どもの有無による利用率の差は数ポイント程度にとどまりました。特に40~50代では、家族構成による利用率の差はほとんど見られませんでした。これは、電子決済の利用が家族構成によって大きく左右されるものではなく、個人の利用習慣によって決まる段階に入っていることを示唆しています。
一方、60~70代では、子どもがいる人の利用率がやや高く、配偶者の有無では、配偶者がいないほうが利用率がやや高い傾向が見られました。この60~70代における特徴は、先ほど解説したポイント関連サービスでも同様の傾向が見られたことと共通しており、こうしたサービスの利用が家族構成と一定の関係を持っていることを示しています。なかでも子どもの有無において差が見られる点については、日常の買い物や支払い場面において利用されるサービスが、子どもの存在によって利用を後押しされている可能性が考えられます。
図3. スマホでの電子決済の利用率[%](年代、配偶者・パートナーの有無別)
[調査対象:全国・20~79歳・n=6,729]
出所:2025年お金とICT調査
図4. スマホでの電子決済の利用率[%](年代、子どもの有無別)
[調査対象:全国・20~79歳・n=6,729]
出所:2025年お金とICT調査
3. 証券サービス:現役世代では配偶者や子どもがいるほうが利用率が高い
次に、20~79歳を対象に、スマートフォンでの証券サービスの利用率について、配偶者・パートナーや子どもの有無による違いがあるかを分析しました。その結果、20-30代では配偶者・パートナーがいる人が約8ポイント高く、40-50代でも約5ポイント高い結果でした。子どもの有無でも同様の傾向が見られます。この世代では、家庭を持つことで教育資金や老後の資産形成への意識が高まり、投資行動につながっていることが考えられます。一方、60-70代では、配偶者・パートナーや子どもの有無による差はあまり見られませんでした。
図5. スマホでの証券サービスの利用率[%](年代、配偶者・パートナーの有無別)
[調査対象:全国・20~79歳・n=6,729]
出所:2025年お金とICT調査
図6. スマホでの証券サービスの利用率[%](年代、子どもの有無別)
[調査対象:全国・20~79歳・n=6,729]
出所:2025年お金とICT調査
調査概要 ―「2025年 お金とICT調査」―
| 調査方法 | Web |
|---|---|
| 調査対象 | 全国・15~79歳男女 |
| 有効回答数 | 7,371 ※本レポートでは、20-79歳の男女6,729人の回答を用いています。 |
| サンプリング | QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付 |
| 調査時期 | 2025年2月 |
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モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
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