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SNSの「情報の多さ」により、利用頻度にかかわらず6~7割が疲れを実感
(2026年2月19日)
調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~
ポイント
- SNSの情報疲労の意識は、女性のほうが高い傾向
- SNSの利用頻度にかかわらず、6~7割がSNSによる情報疲労を感じている
- SNS利用者は情報疲労を感じながらも、同時に幸福感も得ている
調査結果
NTTドコモ モバイル社会研究所は、2025年2月にSNS利用者*を対象に、情報疲労意識*に違いがあるかを分析しました。本レポートでは、その結果をお伝えします。また、各種SNSの利用状況等についてはモバイル社会白書2025年版の第2章で紹介しております。あわせてご確認ください。
*本レポートにおけるSNS利用者は、X、Instagram、Facebook、TikTokのいずれかを利用している人としています。
*本レポートでは、「SNSには情報があふれていて、ついていくのに疲れる」と感じる状態を“情報疲労”と定義します。
1. SNSの情報疲労の意識は、女性のほうが高い傾向
10代から50代のSNS利用者を対象に、「SNSには情報があふれていて、ついていくのに疲れる」と感じる割合を調査しました。性年代別に分析した結果、女性のほうが男性よりも情報疲労を抱きやすい傾向が確認されました。
年代別に見てもこの傾向は一貫しており、特に20代以上の女性では約7割が情報疲労を感じていました。これは、多くの女性がSNS上に流れる大量の情報にストレスを感じていることを示しています。一方、男性は全年代で女性よりも割合が低く、30代を除く年代では情報疲労を感じる割合が6割未満でした。このことから、性別によってSNSの情報量に対する疲れの感じ方が異なることが示唆されます。
図1. SNSによる情報疲労を感じる*割合[%]
(性年代別・単一回答)
[調査対象:全国・15~59歳・SNS利用者・n=4031]
*利用意識を問う設問「SNSには情報があふれていて、ついていくのに疲れると感じる」に対する選択肢「そう思う」「まあそう思う」「あまりそう思わない」「そう思わない」のうち、「そう思う」「まあそう思う」と回答した割合 出所:2025年SNS利用者行動調査
2. SNSの利用頻度にかかわらず、6~7割がSNSによる情報疲労を感じている
10代から50代のSNS利用者を対象に、SNSの利用頻度と情報疲労の意識の関係について分析しました。
まず、SNSの中でも利用率が高いXとInstagramに着目し、XとInstagramそれぞれの利用頻度別の割合を調査しました。それぞれについて、毎日利用するか週に数回以下の利用かによってグループを分けて分析した結果、性年代によって利用傾向に違いがあることが明らかとなりました。特に10~20代女性では約6割がXとInstagramを毎日利用しており、他の年代と比べてSNSに触れる回数が多いことがわかりました。一方で、30代以降では、XとInstagramの両方を毎日利用する人は少なくなり、どちらか一方に偏る利用パターンが多く見られます。
また、男性では全年代を通じてXを毎日利用する割合が相対的に高く、女性はInstagramを毎日利用する割合が高くなっており、サービスごとに利用傾向の差もみられました。このように、XとInstagramの利用頻度は年代・性別によって異なり、SNSの利用スタイルが性年代別に多様化していることが明らかとなりました。なお、各種SNSの利用頻度等はモバイル社会白書第2章にも掲載しております。併せてご確認ください。
図2. X、Instagramの利用頻度[%](単一回答)
[調査対象:全国・15~59歳・SNS利用者・n=4031]
出所:2025年SNS利用者行動調査
次に、SNS利用によって情報疲労を感じる割合を、XとInstagramの利用頻度別に比較しました。その結果、XにおいてもInstagramにおいても、利用頻度の違いによって大きな差は見られず、いずれの層でも一定の割合が、情報疲労を感じていることがわかりました。このことから、SNSの利用頻度にかかわらず、6~7割程度の利用者が、SNS利用における情報疲労を共通して感じていることが明らかとなりました。
図3. 「SNSには情報があふれていて、ついていくのに疲れる」と感じる*割合[%]
(X、Instagramの利用頻度別・単一回答)
[調査対象:全国・15~59歳・SNS利用者・n=4031]
*利用意識を問う設問「SNSには情報があふれていて、ついていくのに疲れると感じる」に対する選択肢(4件法)のうち、「そう思う」「まあそう思う」と回答した割合
出所:2025年SNS利用者行動調査
3. SNS利用者は情報疲労を感じながらも、同時に幸福感も得ている
次に、10代から50代のSNS利用者を対象に、「SNSを利用すると幸福感が増す」と感じる割合を、SNSで情報疲労を感じているか否かの2つのグループに分けて比較しました。その結果、双方のグループで「SNSで幸福感が増す」と感じる回答が確認されました。10代から30代では、情報疲労を感じている層のほうが幸福感の向上を実感する傾向がみられました。40代と50代では情報疲労の有無による差は小さく、ほぼ同程度の結果となりました。
SNSは情報量の多さが負担になる一方で、利用者に幸福感をもたらす側面もあります。今回の結果は、SNSがそうした両面を持つ媒体であることを示しています。なお、「SNSの利用によって幸福感が増す」意識について、2025年10月9日のレポートでも紹介しております。あわせてご確認ください。
図4. 「SNSを利用すると幸福感が増す」と感じる*割合[%]
(SNSでの情報疲労意識別・単一回答)
[調査対象:全国・15~59歳・SNS利用者・n=4031]
*利用意識を問う設問「SNSを利用すると幸福感が増すと思う」に対する選択肢(4件法)のうち、「そう思う」「まあそう思う」と回答した割合
出所:2025年SNS利用者行動調査
SNSに関する調査結果は「モバイル社会研究所白書2025年版」でも紹介しています。 当白書は、SNSに関する調査結果だけではなく、ICT利用状況全般の調査結果をまとめていますので、是非ご覧ください。
・モバイル社会研究所白書2025年版(全体)
・モバイル社会研究所白書2025年版(2章 モバイルコミュニケーション)
調査概要 ―「2025年 SNS利用者行動調査」―
| 調査方法 | Web |
|---|---|
| 調査対象 | 全国・15~59歳男女 |
| 有効回答数 | 4,031 |
| サンプリング | QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付しSNS利用率*を調査。調査結果からSNS利用者比率に比例して再割付を実施。 *本調査におけるSNS利用率とは、X、Instagram、Facebook、TikTokのいずれかを利用している人の割合 |
| 調査時期 | 2025年2月 |
問い合わせ先
本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。
モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
< https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html>