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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【サービス】
YouTube認知率96.5% 利用率約7割:投稿は10~20代で1割程度
(2023年5月15日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • スマホ・ケータイ所有者のうちYouTube認知率96.5%、利用率67.7%と無料動画サービスの中でもっとも高く、どの世代にも浸透。利用率は10~30代で約8割。
  • 投稿率は10~20代で1割程度。

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2023年1月にスマホ・ケータイ所有者の動画サービス利用とYouTube利用動向について調査を実施しました。

1. YouTube認知率96.5%、利用率67.7%

無料動画サービスの認知率はYouTubeが96.5%と非常に高く、広く知れ渡っていることが明らかになりました。またニコニコ動画、TVerは約8割、ABEMA、GYAO!は約7割の認知率がありました。

利用率(月1回以上利用)についてはYouTubeが67.7%と他の無料動画サービスよりも高かったです。次いでTVerが19.7%、ABEMAが11.2%でした。他の無料動画サービスは10%未満の利用率にとどまり、認知はされているものの、それほど多くは利用されていないことが明らかになりました(図1)。

またYouTubeの利用率は2020年から毎年6~7割で横ばいとなっています(図2)。

図1. 無料動画サービス認知率・利用率調査
[調査対象:全国・15~79歳男女・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答・n=6423]



図2. 2020年~2023年YouTube利用率の推移
[調査対象:全国・15~79歳男女・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答]

2. YouTubeはどの世代でも9割超の認知率:利用率は10~30代で約8割

年代別でYouTubeの認知率、利用率を見ると、どの世代でも9割超えの認知率がありました。また利用率は10代から30代は約8割が視聴していました。シニアでも60代で約6割、70代で5割がYouTubeを視聴しています(図3)。

図3. 年代別YouTube認知率・利用率
[調査対象:全国・15~79歳男女・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答・n=6423]

3. YouTube投稿は4%程度:10~20代で約1割

自分自身で撮影した動画をYouTubeに投稿している“YouTuber(ユーチューバー)”の比率は全体で4.4%でした。

年代別に見てみますと、10代と20代が1割程度でした。 YouTubeの認知率はほぼ100%と広く知れ渡り、利用率もどの世代でも高いです。一方で、自分自身で動画を投稿している人は全体で4%のみでした。昨年の調査と比較してもほとんど伸びていません。

図4. 年代別YouTube投稿率
[調査対象:全国・15~79歳男女・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答・n=6197]

(参考:2022年調査)
YouTube認知率96.2% 利用率6割超え:男性10代の投稿率は約2割だが全体では約4%

調査概要 ―「2023年一般向けモバイル動向調査」―

調査方法 WEB
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 6559
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付
調査時期 2023年1月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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