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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【サービス】
YouTube認知率96.2% 利用率6割超え:男性10代の投稿率は約2割だが全体では約4%
(2022年5月23日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • スマホ・ケータイ所有者のうちYouTube認知率96.2%、利用率65.2%と無料動画サービスの中でもっとも高く、どの世代にも浸透している。
  • YouTubeへの投稿は男性の方が女性よりも高い。男性10代が約2割だが、全体では4%程度。

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2022年1月にスマホ・ケータイ所有者の動画サービス利用とYouTube利用動向について調査を実施しました。

1.YouTube認知率96.2%、利用率65.2%

無料動画サービスの認知率はYouTubeが96.2%と非常に高く、広く知れ渡っていることが明らかになりました。またニコニコ動画は約8割、TVer、GYAO!、ABEMAは約7割の認知率がありました。

利用率(月1回以上利用)についてはYouTubeが65.2%と他の無料動画サービスよりも高かったです。次いでTVerが16.4%でした。他の無料動画サービスは10%程度の利用率にとどまり、認知はされているものの、それほど多くは利用されていないことが明らかになりました。

図1.無料動画サービス認知率・利用率調査
[調査対象:全国・15~79歳男女・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答・n=6587]


2. YouTubeはどの世代でも9割の認知率:利用率は10~30代で7~8割

性年代別でYouTubeの認知率、利用率を見ると、どの世代でも9割の認知率があり、若年層ほど認知が高い結果となりました。

また利用率は10代から30代は男女ともに約7~8割が視聴していました。シニアでも男性60~70代で5割以上、女性60~70代で約5割がYouTubeを視聴しています。

図2. 性年代別YouTube認知率・利用率
[調査対象:全国・15~79歳男女・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答・n=6587]

3. YouTube投稿は女性よりも男性が多い:10代男性が最多で約2割

自分自身で撮影した動画をYouTubeに投稿している“YouTuber(ユーチューバー)”の比率を性年代別に見てみますと、全体で4.3%、男性が全体で6.0%、女性が2.6%でした。

男性10代がもっとも高く16.8%、20代男性が8.8%でした。女性はどの年代でも5%以下で、男性の方が女性よりもYouTubeに投稿している人が多かったです。

認知率はほぼ100%と広く知れ渡り、利用率もどの世代でも高いYouTubeですが、自分自身で動画を投稿している人はまだ多くないということが明らかなりました。

図3. 性年代別YouTube投稿率
[調査対象:全国・15~79歳男女・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答・n=6587]

調査概要 ―「2022年一般向けモバイル動向調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 7,050
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期 2022年1月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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