【サービス】
趣味が違うと利用しているICTサービスも違う―約8,000人調査から見えた「趣味とデジタル利用」の関係―
(2026年7月27日)
調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~
ポイント
- 趣味が幅広い人ほど、動画・SNS・ゲームなど幅広いICTサービスの利用率が高い
- 最も熱中している趣味によって、利用されやすいICTサービスに違いがみられる
- ゲームは趣味が「ゲーム」の人の利用率が高いほか、電子書籍・電子コミックは趣味が「マンガを読む」、ヘルスケア・フィットネスサービスは趣味が「スポーツ・運動」で高い
調査結果
NTTドコモ モバイル社会研究所では、2026年2月に、趣味・娯楽とICTの利用実態に関する調査を実施しました。本レポートでは、全国の15~59歳男女のスマートフォン利用者を対象に、趣味とスマートフォンでのICTサービス利用の関係を分析しました。具体的には、趣味の数(どれだけのジャンルの趣味を持っているか)によって利用率にどのような違いがあるのか、また、最も熱中している趣味の種類によって利用されやすいサービスがどのように異なるのかを確認しています。取り上げるサービスは、動画、ネットショッピング、SNS、ゲーム、電子書籍・電子コミック、ヘルスケアの6分野です。
また、モバイルICTの利用トレンドについてはモバイル社会白書にまとめて紹介しています。あわせてご確認ください。
1. 趣味の個数が多いほど、スマホでのICTサービス利用率は高い傾向
15歳から59歳の男女のスマートフォン保有者を対象に、各種ICTサービスの利用率と趣味との関係を調査しました。まず、趣味の個数(どれだけのジャンルの趣味を持っているか)によって、スマートフォンでのICTサービス利用率に違いがあるかを分析しました。その結果、趣味が幅広い人のほうが、幅広いサービスを利用している傾向がみられました。全体では、動画配信・共有サービス(YouTube、TikTok、Netflix等)の利用率が87%、ネットショッピングが86%、SNS(X、Instagram等)が78%、ゲームが58%、電子書籍・電子コミックが44%、ヘルスケア・フィットネスが32%でした。
趣味が6個以上ある人では、動画93%、ネットショッピング91%、SNS86%と、主要なサービスの利用率がいずれも高くなっています。さらに、ゲームは73%、電子書籍・電子コミックは59%、ヘルスケア・フィットネスは44%で、全体平均との差はそれぞれ+15ポイント、+15ポイント、+12ポイントでした。これに対して、趣味がない人では、動画配信・共有サービス71%、ネットショッピング72%、SNS60%、ゲーム34%、電子書籍・電子コミック24%、ヘルスケア・フィットネス17%と、いずれのサービスも全体平均を下回っています。
趣味が幅広いほど、情報を探す、購入する、記録する、楽しむといった場面が増え、スマートフォン上のさまざまなサービスを使う機会も広がっている可能性があります。
表1. 聴取した趣味一覧
図1. 趣味の個数別のスマホでのICTサービス利用率[%]
[調査対象:全国・15~59歳男女・スマホ利用者・n=7,775]
表2. 趣味の個数別のスマホでのICTサービス利用率[%]※括弧内は平均との差[pt]
[調査対象:全国・15~59歳男女・スマホ利用者・n=7,775]
※利用率および平均との差は、四捨五入前の数値をもとに算出しているため、表示値から計算した差と一致しない場合があります。
2. 最も熱中している趣味によって、利用されやすいICTサービスは異なる
次に、最も熱中している趣味別にスマートフォンでのICTサービス利用率をみると、趣味の内容によって利用されやすいサービスに違いがみられました。
動画共有・配信サービスは多くの趣味で利用率が高く、特に「音楽・コンサート・ライブ鑑賞」では95%、「ファッション、美容、コスメ」では93%でした。ネットショッピングも「ショッピング」「ファッション、美容、コスメ」「音楽・コンサート・ライブ鑑賞」で92%と高く、趣味に関連した情報収集や購入行動と結びつきやすいサービスであることがうかがえます。SNSは「音楽・コンサート・ライブ鑑賞」で91%、「ファッション、美容、コスメ」で89%、「楽器演奏・コーラス・カラオケ」で87%、「料理・菓子作り」で85%と高く、趣味の情報を見たり、共有したりする行動との関係がみられます。
一方で、特定の趣味と強く結びついたサービスもあります。ゲームの利用率は、最も熱中している趣味が「ゲーム」の人で91%と突出して高く、全体平均を33ポイント上回りました。電子書籍・電子コミックは「マンガを読む」で80%と高く、全体平均との差は+35ポイントでした。ヘルスケア・フィットネスサービスは「スポーツ・運動」で52%と高く、全体平均を20ポイント上回っています。これらの結果から、スマートフォンでのICTサービスの利用状況は、日常的に楽しんでいる趣味の内容とも関係していることがわかります。
表3. 最も熱中している趣味別のスマホでのサービス利用率[%]※括弧内は平均との差[pt]
[調査対象:全国・15~59歳男女・スマホ利用者・n=7,775]
※複数の趣味がある人は、「もっとも熱中している趣味」について回答
※本文中で触れたものについて太字で表示
※趣味のうち、n<100のものと「その他」は除く:キャンプ・ハイキング・登山(n=74)、遊園地、動植物園、水族館など(n=61)、写真や動画撮影(n=72)、マンガ・イラスト・小説の創作(n=74)、美術館・演芸・演劇等の鑑賞(n=54)、DIY・手芸・陶芸・絵画等の制作(n=92)、書道・華道・茶道(n=17)、学習・自己啓発(n=74)、その他(n=102)
※利用率および平均との差は、四捨五入前の数値をもとに算出しているため、表示値から計算した差と一致しない場合があります。
モバイルICTに関する調査結果は「モバイル社会白書2025年版」でも紹介しています。
当白書は、ICT利用状況全般の調査結果をまとめていますので、是非ご覧ください。
・モバイル社会白書2025年版
調査概要 ―「2026年 趣味娯楽とICT調査」―
| 調査方法 | Web |
|---|---|
| 調査対象 | 全国・15~59歳男女 |
| 有効回答数 | 7,946 本分析対象はスマートフォン利用者:7,775 |
| サンプリング | QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。 |
| 調査時期 | 2026年2月 |
問い合わせ先
本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。
モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
< https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html>