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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【シニア】
シニアの別居家族との連絡 調査開始以来初最も多い方法が変わる 60代携帯電話での通話からLINEメッセージ、70代固定電話から携帯電話での通話
(2022年9月8日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 60代はLINEメッセージが最多、ビデオ通話も2割を超える
  • 70代は固定電話が下がり、携帯電話での通話が最多に
  • 女性の方が様々な手段を使い、別居家族と連絡をとっている

調査結果

2022年1月に訪問留置法(調査員が訪問し調査を承諾頂いた方に紙で質問票を配り後日回収)で実査した結果より、シニアの別居家族との連絡手段に関して、分析した結果をお伝えします。

1. 60代はラインメッセージ、70代は携帯電話での通話が最多

60代で91%、70代がスマホを所有している状況となり、シニアの連絡手段も変わって来ています。別居家族と連絡する方法として、60代は携帯電話での通話を超え、初めてLINEが最も多くなりました(図1)。また70代も固定電話での通話を抜き、携帯電話での通話が初めて最も高くなりました(図2)。

図1. シニアの別居家族との連絡方法経年推移(60代)

図2. シニアの別居家族との連絡方法経年推移(70代)

2. 女性の方が様々な手段で別居家族と連絡

別居家族との連絡方法を男女別にみると、パソコンのメールを除いて、女性が高い傾向です。シニアの女性は様々な手段を使い、別居家族と連絡しているのが見えてきます(60代図3、70代、図4)。

図3. シニアの別居家族との連絡方法(60代男女別)

図4. シニアの別居家族との連絡方法 (70代男女別)

調査概要 ―「2022年一般向けモバイル動向調査」―

調査方法 訪問留置調査
調査対象 関東1都6県・60~79歳男女
有効回答数 709
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期 2022年1月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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