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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【シニア】
シニアの買い物「宅配」「テレビショッピング」は女性、「インターネットショッピング」は男性の利用率が高い
(2022年3月9日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • インターネットショッピング・宅配・テレビショッピングとも前年より上昇
  • 「宅配」「テレビショッピング」は女性、「インターネットショッピング」は男性の利用率が高い
  • スマホ、ケータイでの購入品目 60代男女とも「食品」が1割を超え、
    60代女性は「洋服類」「化粧品」も1割を超える

調査結果

シニア(60・70代)の買い物の状況について、インターネットショッピングを中心に、調査・分析した結果をお伝えします。

1. インターネットショッピング・宅配・テレビショッピングとも前年より上昇

2021年1月実査ではインターネットショッピングの利用者は22.7%でした。昨年比+1.1で近年上昇傾向が続いています(図1)。

図1 シニアの買い物状況 経年変化 (n=508)

2. 「宅配」「テレビショッピング」は女性、「インターネットショッピング」は男性の利用率が高い

 「宅配」「テレビショッピング」は女性、「インターネットショッピング」は男性の利用率が高く、いずれも60代の方が、70代と比べ高い傾向が見られました(図2)。また、「インターネットショッピング」の利用頻度をみるとほとんどは「月1回程度」でした(図3)。

図2.シニアの買い物状況 性年代別 (n=508)


図3.シニアのインターネットショッピング利用頻度 性年代別(n=508)

3. 60代男女とも「食品」が1割を超え、60代女性は「洋服類」「化粧品」も1割を超える

最後にどのような品物をスマホ・ケータイでシニアは購入しているか、見てみます。図4の調査結果は上記の調査とは異なり、同時期に全国の60・70代を対象に、インターネットで調査した結果となります。

60代男女とも「食品」が1割を超えています。また、60代女性は「洋服類」「化粧品」も1割を超える結果となりました。また同調査でパソコンでの購入は図5の通りです。

図4.スマホ・ケータイでの購入品目


図5. パソコンでの購入品目

今後も、さらにシニアにおいて、スマホの利活用が進んだ時に、商品購入に関してもどのような変化が起きるか、注目して調査・分析をおこなっていきます。

調査概要

―「2021年一般向けモバイル動向調査」(図1・2・3)―

調査方法 訪問留置調査
調査対象 関東1都6県・60~79歳男女
有効回答数 508
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期 2021年1月

―「2021年一般向けモバイル動向調査」(図4・5)―

調査方法 Web
調査対象 全国 15~79歳男女
有効回答数 8,837
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期 2021年1月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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