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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【シニア】
シニアのネット通販は60代男性がより多く利用:パソコン・タブレットなど複数の機器所有者はネット通販の利用が高い傾向
(2020年12月21日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • シニアのネット通販は60代男性がより多く利用
  • パソコン・タブレットなど複数の機器所有者は、ネット通販の利用が高い傾向

調査結果

1-1. シニアのネット通販は60代男性がより多く利用

モバイル社会研究所が2020年1月に行った一般向けモバイル動向調査において、シニアの利用する実店舗以外での買い物方法では、ネット通販(インターネットショッピング)は男性がより多く利用しており、60代男性は34%程度が利用していました。70代女性はネット通販の利用は低く、テレビ通販と同等の利用で、10%でした。

60代男性以外は、生協、農協などの宅配をネット通販よりも多く利用していました。特に60代女性は、約4割程度が生協、農協などの宅配を利用していました。


図1.実店舗以外での買い物方法

※月1回以上買い物をしている回答の合計

1-2. パソコン・タブレットなど複数の機器所有者は、ネット通販の利用が高い傾向

ネット通販利用者の所有デバイスの関係を見ると、フィーチャーホンのみ、スマートフォンのみの所有者はネット通販の利用は低く、パソコンやタブレットを所有している人は、相対的にネット通販の利用は高いことが伺えました。画面の大きなパソコンやタブレットの所有によって、ネット通販がより利用しやすくなっていることが伺えます。

図2. ネット通販利用と所有端末の関係

※サンプルサイズn=30未満は参考情報
※ネット通販で買い物をしている割合は、月1回以上している回答の合計
※PCは家族と共有して所有しているものも含む

2.調査概要 ―「2020年シニアの生活実態調査」―

調査方法 訪問留置調査
調査エリア 関東1都6県(東京, 神奈川, 千葉, 埼玉, 茨城, 群馬, 栃木)
調査対象者 60~79歳男女
標本抽出法 性別,年齢,地域区分のセグメントで日本の人口分布に比例して割り付け。
有効回答数
と調査時期
494(2020年1~2月)

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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