【ライフスタイル】
生成AIの利用用途は「検索、情報収集」46%、「テキスト生成、要約」37%、「翻訳」32%(2025年10月2日)
調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~
ポイント
調査結果
NTTドコモ モバイル社会研究所では、2025年2月に実施した生成AI利用意識・行動調査に基づき、生成AIの利用用途について調査を行いましたので、その結果をお伝えします。なお、関連する過去の調査結果もあわせてご確認ください。
【過去の調査結果】
2025年9月1日 仕事・学業において生成AIを「利用したことがある」人は20%、利用したことがない理由で最も多いのは「必要性を感じない、興味関心がない」で50%
1. 生成AIの利用用途は「検索、情報収集」46%、「テキスト生成、要約」37%、「翻訳」32%
全国15歳~69歳の男女(n=7,527)のうち、生成AIを利用していると回答した1,995人を対象に、生成AIの利用用途を伺いました(図1)。
その結果、利用用途は回答が多い順に「検索、情報収集」46%、「テキスト生成、要約」37%、「翻訳」32%でした。
性年代別の傾向を見ると、男性20代では「データ分析」や「プログラム作成」など幅広く活用をしていると回答をしていました。
図1. 生成AIの利用用途 (性年代別)(複数回答)
[調査対象:全国の15~69歳の生成AI利用者]
注:利用用途の項目はランダムな順番で提示
2. 生成AIは幅広い職業で「検索、情報収集」や「テキスト作成、要約」に利用されており、高校生は「翻訳」の利用が比較的多い
次に、生成AIの利用用途について職業別に集計を行いました(図2)。
その結果、「検索、情報収集」や「テキスト作成、要約」は幅広い職業で利用がされており、高校生は「翻訳」への利用が比較的多く、「仕事や学業の自動化、効率化、サポート」は経営者・役員、大学生・大学院生の利用が比較的多い結果となりました。
図2. 生成AIの利用用途 (職業別) (複数回答)
[調査対象:全国の15~69歳の生成AI利用者]
注:サンプルサイズ50以下は参考値
3. ほぼ毎日プライベートで生成AIを利用している人の利用用途は、「検索、情報収集」が約5割、「テキスト作成、要約」が約4割
それでは生成AIの利用頻度と利用用途には関係があるのでしょうか。生成AIの利用用途について「仕事・学業」、「プライベート」における生成AIの利用頻度別に集計を行いました。
その結果、仕事、学業での生成AIの利用頻度が高い人は、幅広い用途で生成AIを活用している傾向が見られました (図3-1)。
プライベートで生成AIを利用されている人も同様の傾向が見られ、利用頻度が高い人ほど様々な用途に利用をしている傾向が見られました。特に、ほぼ毎日プライベートで生成AIを利用している方の利用用途は、「検索、情報収集」が約5割、「テキスト作成、要約」が約4割でした(図3-2)
図3-1. 生成AIの利用用途 (仕事、学業での生成AIの利用頻度別) (複数回答)
[調査対象:仕事・学業で生成AIを利用している全国の15~69歳男女]
図3-2. 生成AIの利用用途 (プライベートでの生成AIの利用頻度別) (複数回答)
[調査対象:プライベートで生成AIを利用している全国の15~69歳男女]
今後も生成AIの技術やサービスが人々の生活や意識に与えている影響について、調査・発信していきます。なお、NTTドコモでは生成AIの基礎から実践的な使い方まで、初めて触れる方でもあんしんして学べる講座を提供しています。
(参考:2025年9月1日時点 「ドコモスマホ教室」で「AI を使ってみよう(Google Gemini 編)」)
調査概要 ―「出典:2025年 生成AI利用意識・行動調査」―
調査方法 | Web |
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調査対象 | 全国・15歳~69歳男女 |
有効回答数 | 7,527 |
サンプリング | QUOTA SAMPLING 性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付 |
調査時期 | 2025年2月 |
問い合わせ先
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モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
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