【ライフスタイル】
他人の投稿のシェアをよくする割合が高いのは若年男性
(2025年2月28日)
調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~
ポイント
- 他人の投稿に「いいね」やリアクションをよくする割合が高いのは若年女性
- 他人の投稿のシェアをよくする割合が高いのは若年男性
- SNS利用者の約4割は他人の発信にコメントをしたことがない
調査結果
NTTドコモ モバイル社会研究所では、2024年2月にSNS利用者が他人の投稿に対するリアクションやコメントをどの程度行っているか調査しましたので、その結果をお伝えします。
*本レポートにおけるSNS利用者は、X、Instagram、Facebook、TikTokのいずれかを利用している人としています。
1. 他人の投稿に「いいね」やリアクションをよくする割合が高いのは若年女性
10代~50代のSNS利用者を対象に、他人の投稿に「いいね」やリアクションをどの程度するかを調査しました。その結果、全体の約3割が「いいね」やリアクションをよくすると回答しました。若年層のほうがよくする割合が高いほか、各年代で女性のほうが「いいね」やリアクションをする頻度が高く、15-24歳女性の約半数がよくすると回答しました。また、男女とも40-59歳の約3割が「いいね」やリアクションをしたことがないと回答しました。
図1.他人の投稿に「いいね」やリアクションをする頻度(性・年代別)
[調査対象:全国・15~59歳のSNS利用者・n=3936]
出所:2024年SNS利用者行動調査
2. 他人の投稿のシェアをよくする割合が高いのは若年男性
次に、10代~50代のSNS利用者を対象に、他人の投稿をシェアする頻度について調査しました。その結果、全体の1割強が他人の投稿のシェアをよくすると回答し、約4割がシェアをしたことがないと回答しました。若年層のほうがよくする割合が高かったものの、「いいね」やリアクションの頻度とは異なり各年代で男性のほうが頻度が高い傾向がみられました。また、40-59歳の女性の半数以上は他人の投稿をシェアしたことがないとわかりました。
図2. 他人の投稿をシェアする頻度(性・年代別)
[調査対象:全国・15~59歳・SNS利用者・n=3936]
出所:2024年SNS利用者行動調査
3. SNS利用者の約4割は他人の発信にコメントをしたことがない
次に、SNS利用者を対象に、他人の発信にコメントをする頻度について調査しました。その結果、他人の投稿によくコメントすると回答したのは全体の1割弱であり、約4割はコメントをしたことがないと回答しました。若年層のほうがよくする割合が高く、15-24歳ではコメントをよくする割合が男女とも1割を超えていました。また、コメントしたことがない割合が最も高いのは40-59歳の女性で、半数以上は他人の投稿にコメントしたことがないと回答しており、シェアをしたことがない割合と同程度であることがわかりました。
図3. 他人の投稿にコメントする頻度(性・年代別)
[調査対象:全国・15~59歳・SNS利用者・n=3936]
出所:2024年SNS利用者行動調査
SNSに関する調査結果は「モバイル社会研究所白書2024年版」でも紹介しています。
当白書は、SNSに関する調査結果だけではなく、ICT利用状況全般の調査結果をまとめていますので、是非ご覧ください。
・モバイル社会研究所白書2024年版(全体)
・モバイル社会研究所白書2024年版(2章 モバイルコミュニケーション)
調査概要 ―「2024年 SNS利用者行動調査」―
調査方法 | Web |
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調査対象 | 全国・15~59歳男女 |
有効回答数 | 3,936 |
サンプリング | QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付しSNS利用率*を調査。調査結果からSNS利用者比率に比例して再割付を実施。 *本調査におけるSNS利用率とは、X、Instagram、Facebook、TikTokのいずれかを利用している人の割合 |
調査時期 | 2024年2月 |
問い合わせ先
本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。
モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/