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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
メールやSNSの利用実態:8割強がメールやメッセージを毎日利用
(2024年7月8日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 8割強がメールやメッセージを毎日利用
  • ここ1,2年でのSNSの利用が増えた3割強/減った1割強
  • SNS利用が減った理由:「飽きた」「利用することに疲れた」が2割強

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2024年1月にメール・メッセージの利用について、2月にSNSの利用について調査しましたので、その結果をお伝えします。なお、各種SNSの利用率については、2024年4月22日のレポートにてデータを公開しております。あわせてご確認ください。

1. 8割強がメールやメッセージを毎日利用

メールやメッセージを使っている人を対象に、毎日メッセージやメールを送る人がどの程度いるかを調査しました。その結果、全体の8割を超える人が、メールやメッセージを毎日利用していると回答しました。10代~60代では約8割~9割が毎日利用していると回答したほか、70代は約7割が毎日利用していることが明らかとなりました。

図1. メールやメッセージを毎日利用する人の割合(年代別・複数回答)
[調査対象:全国・15~79歳のメール、メッセージ利用者・n=6097]

出所:2024年一般向けモバイル動向調査

2. ここ1,2年でのSNSの利用が増えた3割強/減った1割強

メールやメッセージのほか、近年はSNSがコミュニケーション手段として使われています。各種SNSの利用率については2024年4月22日のレポートで紹介しおりますが、今回はここ1,2年のSNS利用増減について分析しました。

SNS利用者*を対象に、ここ1,2年でのSNSの利用時間の増減について調査した結果、利用時間が長くなったと回答したのは利用者の3割を超えていました。長くなった割合は若年層ほど高く、10代では半数以上が長くなったと回答しました。また、全体の1割を超える人がSNSの利用時間が短くなったと回答しており、各年代において1割程度は利用時間が短くなった人がいることが明らかとなりました。

*本レポートにおけるSNS利用者は、X、Instagram、Facebook、TikTokのいずれかを利用している人とする。

図2. ここ1,2年でのSNSの利用の増減(年代別・複数回答)
[調査対象:全国・15~59歳のSNS利用者・n=3936]

※「長くなった」には「使い始めた」を含む。
出所:2024年SNS利用者行動調査

3. SNS利用が減った理由:「飽きた」「利用することに疲れた」が2割強

利用が増えたSNSがある人、利用が減ったSNSがある人を対象に、その理由をそれぞれ調査しました。その結果、SNSの利用が増えた理由は、「趣味やプライベートの変化」、「余暇時間の増加」が3割強、「コンテンツが面白くなった」が3割弱で上位となっていました。また、SNS利用が減った理由は、「とくに理由はない」が3割弱、「コンテンツに飽きた」、「利用することに疲れた」がそれぞれ2割強で上位となっていました。SNSに対する飽きやSNS疲れの傾向が一部のSNSユーザーにあらわれていると考えられます。

図3. ここ1,2年でSNSの利用が増えた理由(複数回答)
[調査対象:全国・15~59歳・利用が増えたSNSがある人・n=2185]

出所:2024年SNS利用者行動調査



図4. ここ1,2年でのSNSの利用が減った理由(複数回答)
[調査対象:全国・15~59歳・利用が減ったSNSがある人・n=1722]

出所:2024年SNS利用者行動調査

参考情報

表1. ここ1,2年でのSNSの利用が増えた理由とその割合[%](年代別)
[調査対象:全国・15~59歳・利用が増えたSNSがある人・n=2185]

出所:2024年SNS利用者行動調査



表2. ここ1,2年でのSNSの利用が減った理由とその割合[%](年代別)
[調査対象:全国・15~59歳・利用が減ったSNSがある人・n=1722]

出所:2024年SNS利用者行動調査

調査概要

「2024年一般向けモバイル動向調査」

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 6,440
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期 2024年1月

「2024年 SNS利用者行動調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~59歳男女
有効回答数 3,936
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付しSNS利用率*を調査。調査結果からSNS利用者比率に比例して再割付を実施。
*本調査におけるSNS利用率とは、X、Instagram、Facebook、TikTokのいずれかを利用している人の割合
調査時期 2024年2月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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