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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
歩きスマホをしている人は食事中にスマホを使っていることが多い:歩きスマホをしている人の約8割
(2024年6月27日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 歩きスマホをしている人は食事中にスマホを使っていることが多い:歩きスマホをしている人の約8割
  • 男性の方が歩きスマホをしている、かつ食事中にスマホを使っていることが多い:女性より8ポイント多い
  • シニア層においても、歩きスマホをしている、かつ食事中にスマホを使っている人が一定数いる:シニア層の2割前後

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2024年1月に実施した一般向けモバイル動向調査から、歩行中のスマホ利用(通話、メール、Webサイトの閲覧等)、いわゆる「歩きスマホ」の実態について調査しましたので、その結果をお伝えします。なお、前回の調査結果はこちらのレポート(2023年9月6日)にまとめていますので、あわせてご確認ください。

1. 歩きスマホをしている人は食事中にスマホを使っていることが多い:歩きスマホをしている人の約8割

スマホを持っている全国15歳~79歳を対象に、歩きスマホや食事中のスマホ利用について調査しました。その結果、歩きスマホを行っている人は約5割で、2023年調査時より2ポイント増、食事中のスマホ利用も約5割ということがわかりました(図1)。次に、歩きスマホをしている人としていない人とで、食事中のスマホ利用に差があるか見てみました。その結果、図2のとおり、歩きスマホを「している」と回答した人の約8割が食事中にスマホを使っていることがわかりました。

図1. 歩きスマホ、食事中のスマホ利用の割合
[調査対象:全国・15~79歳男女のスマホ利用者・n=6305]

出所:2024年一般向けモバイル動向調査



図2.歩きスマホと食事中のスマホ利用の割合
[調査対象:全国・15~79歳男女のスマホ利用者・n=6305]

出所:2024年一般向けモバイル動向調査

2. 男性の方が歩きスマホをしている、かつ食事中にスマホを使っていることが多い:女性より8ポイント多い

続いて、歩きスマホと食事中のスマホ利用における関係において、性別差を調査しました。その結果、図3のとおり、男性の方が歩きスマホをしている、かつ食事中にスマホを使っている割合が女性より8ポイント多いことがわかりました。

図3. 歩きスマホと食事中のスマホ利用の割合(性別比較)
[調査対象:全国・15~79歳男女のスマホ利用者・n=6305]

出所:2024年一般向けモバイル動向調査

3. シニア層においても、歩きスマホをしている、かつ食事中にスマホを使っている人が一定数いる:シニア層の2割前後

次に、歩きスマホと食事中のスマホ利用における関係において、年齢差を調査しました。その結果、図4のとおり、歩きスマホをしている、かつ食事中にスマホを使っている割合は10代~20代が最も多く、約6割いることがわかりました。また、60代~70代のシニア層においても、2割前後の一定数いることがわかりました。

図4. 歩きスマホと食事中のスマホ利用の割合(年齢比較)
[調査対象:全国・15~79歳男女のスマホ利用者・n=6305]

出所:2024年一般向けモバイル動向調査

「歩きスマホ」は、周囲に迷惑をかけたり、交通事故などにもつながる可能性があります。また、今回の調査で取り上げた「食事中のスマホ利用」は、周囲に不快感をあたえる可能性があります。今後も歩きスマホや関連するスマホ利用時の行動について調査してまいります。

調査概要 ―「2024年一般向けモバイル動向調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女のスマホ利用者
有効回答数 6,305
サンプリング QUOTA SAMPLING 性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付
調査時期 2024年1月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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