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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
ネットで最も見るジャンル、学生は「エンタメ」が最多
(2024年2月29日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 学生は「エンタメ」を最も見る割合が高い
  • 学生を除く多くの職業で「ニュース・政治経済・天気」を最も見る割合が高い
  • メリハリをつけてスマホを利用する人ほど「ニュース・政治経済・天気」を最も見る割合が高い

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2023年2月にインターネット利用状況について調査をしました。2023年12月20日のレポートでお伝えした「インターネットで最も見るジャンル」について、より詳細に分析した内容を報告します。

1. 職業によって「ネットで最も見るジャンル」の傾向が異なる

2023年12月20日のレポートでは、ネットと新聞で最も見るジャンルの傾向を分析しました。本レポートでは職業やスマホ利用その割合に違いがあるか、分析した結果を報告します。

職業とインターネットで最も見るジャンルの関係を調査した結果、「ニュース・政治経済・天気」は学生を除く多くの職業で最も見られる割合が高く、特に経営者・会社役員・自営業・自由業においては65%が最も見るジャンルであると回答しました。「観光・グルメ」を最も見る割合は、会社員・団体職員や公務員・教職員、学生などが相対的に高くなっていました。「生活情報」を最も見る割合は、パート・アルバイト、専業主婦・主夫で相対的に高くそれぞれ1割程度となっていました。「エンタメ」を最も見る割合は学生で高く、学生のうち3割超が最も見るジャンルであることが明らかになりました。

図1. インターネットのサイト・動画の閲覧で、最も見るジャンル(職業別)
[調査対象:全国・15~79歳・n=7,166]

出所:2023年健康意識とICT利活用調査



2. メリハリをつけてスマホを利用する人ほど「ニュース・政治経済・天気」を最も見る割合が高い

次に、スマホの使い方について、「目的を持ち、メリハリをつけて利用している」を10点、「目的はなく、なんとなく利用している」を0点として点数化した場合に、その得点とインターネットで最も見るジャンルの関係を調査しました。
その結果、メリハリをつけて利用しているかどうかの点数にかかわらず、「ニュース・政治経済・天気」を最も見る割合が高いことがわかりました。点数が高いほど「ニュース・政治経済・天気」を最も見る割合が高くなる傾向がある一方で、「エンタメ」を最も見る割合は低くなる傾向があるとわかりました。

図2. インターネットのサイト・動画の閲覧で、最も見るジャンル
(スマホの使い方:目的を持ちメリハリをつけて利用しているかどうかの点数別)
[調査対象:全国・15~79歳・スマホ利用者・n=6,637]


出所:2023年健康意識とICT利活用調査


調査概要 ―「2023年健康意識とICT利活用調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 7,166
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付しスマホ所有率を調査。調査結果からスマホ所有者比率に比例して再割付を実施。
調査時期 2023年2月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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