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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
10~20代の約6割が「対話型AI」に期待
(2023年5月29日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 対話型の「コミュニケーション」のAIへの期待、2022年は43.1%、今年2023年調査では51.5%。
  • 「学生」6割超えが対話型の「コミュニケーション」のAIに期待。昨年2022年は5割だった。
  • 10~20代の約6割が対話型の「コミュニケーション」のAIに期待。

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2023年2月にAI(人工知能)サービスの期待と不安について調査を実施しました。

1. 昨年よりも期待が増えた「コミュニケーション」でのAI

最近、「ChatGPT」や「Bard」などが話題になっています。そこで「コミュニケーション(対話アプリ、コミュニケーションロボット、自動翻訳など)」でのAIの期待と不安について調査したところ、2022年には「期待が大きい」「どちらかといえば期待が大きい」で43.1%でしたが、今年2023年調査では51.5%になりました(図1)。

図1. 2022年と2023年の比較「コミュニケーション」のAIへの期待と不安(全体)
[調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答]

2. 「学生」6割超えが「コミュニケーション」のAIに期待

続けて職業別で「コミュニケーション」でのAIへの期待と不安について調査したところ、学生が「期待が大きい」「どちらかといえば期待が大きい」で61.6%と一番高かったです。

次いで「事務系・技術系従事者」52.9%、「役員・管理職・自由業」52.6%、「専業主婦・主夫」51.6%が「コミュニケーション」でのAIに期待をしていることが明らかになりました(図2)。

また2022年に調査した時には学生の「期待が大きい」「どちらかといえば期待が大きい」で54.5%でしたが、今年2023年調査では61.6%まで上がりました(図3)。学生の方の「コミュニケーション」でのAIの期待が高いことがうかがえます。

図2. 職業別「コミュニケーション」でのAIへの期待と不安
[調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答・n=6151]



図3. 2022年と2023年の比較「コミュニケーション」でのAIへの期待と不安(学生)
[調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答]

3. 10~20代の約6割が対話型の「コミュニケーション」のAIに期待

さらに年代別に「コミュニケーション」でのAIの期待と不安について調査したところ、10代が「期待が大きい」「どちらかといえば期待が大きい」が60.5%と一番高かったです。次いで20代が56%と若年層での期待の高さがうかがえました。

どの世代でも約半数は期待が大きいと回答していましたが、30代~70代は「わからない」と回答する方も約3割いました。

図4. 性年代別「コミュニケーション」でのAIへの期待と不安
[調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答・n=6151]

(参考)
学生の約6割、専業主婦・主夫の約半数が「生活家電」のAIに期待

調査概要 ―「2023年次世代ライフスタイル調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 6151
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付
調査時期 2023年2月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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