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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
余暇時間の行動:10~30代はスマホ、40代以上はテレビ
スマホをよく使う人は、動画や音楽を視聴できるサービスの利用率が高い
(2022年11月2日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 余暇にもっとも行うこと:若年層はスマホ、高年層はテレビの割合が高い
  • スマホをよく使う人は、動画や音楽配信サービス、SNS、ネットショッピングをはじめ、各種サービスの利用率が高い
  • 各年代でスマホをよく使う人のほうが動画や音楽が視聴できるサービスの利用率が高い

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2022年2月にスマホ利用者を対象としてスマホの利用行動について調査しましたので、その結果をお伝えします。

1. 余暇にもっとも行うこと:若年層はスマホ、高年層はテレビの割合が高い

スマホ利用者を対象に、余暇にもっとも行うことは何かを調査しました。全体では、その割合が高いほうから順に、テレビ、スマホ、パソコンとなっていました。男女別で見ると、テレビはほぼ同じ割合となっていましたが、スマホは女性のほうが5ポイント程度高く、パソコンは男性のほうが7ポイント程度高くなっていました。年代別では、30代以下はスマホの割合がもっとも高く、40代以上はテレビの割合がもっとも高くなっていました。また、若年層ではゲーム、高年層はパソコンや新聞・本・雑誌の割合が高くなっていました。

図1. 余暇にもっとも行っていることはなにか
[調査対象:全国・15~79歳のスマホ利用者・n=6,272]

出所:2022年スマホ利用者行動調査


2. スマホをよく使う人は各種サービスの利用率が高い

「余暇にもっとも行うのはスマホ」と回答した人とそれ以外の人で、スマホで利用するサービスに違いがあるかを調査しました。その結果、電子メールの送受信を除いて、もっともスマホを使うと回答した人のほうが、サービスの利用率が高いことがわかりました。特に大きな差がみられたのは、動画や音楽を視聴できるサービス(31ポイント差)、ソーシャルメディア(SNS)(28ポイント差)、ネットショッピング(25ポイント差)でした。

図2. 各種スマホサービスの利用率(複数回答)
[調査対象:全国・15~79歳のスマホ利用者・n=6,272]

出所:2022年スマホ利用者行動調査

3. 各年代でスマホをよく使う人のほうが「動画や音楽を視聴できるサービス」の利用率が高い

次に、余暇にもっとも行うのはスマホと回答した人とそれ以外の人で利用率の差が一番差の大きい「動画や音楽を視聴できるサービス」に関して、年代別に利用率を調査しました。その結果、余暇にスマホをもっとも使うか否かによらず、若年層のほうが利用率は高い傾向がみられました。また、10~70代のすべての年代で、余暇にもっとも行うのはスマホと回答した人のほうが利用率が高いことがわかりました。高年層のほうが利用率の差が大きく、50~70代は20ポイント程度の差がみられました。

図3. スマホでの「動画や音楽を視聴できるサービス」の利用率
[調査対象:全国・15~79歳のスマホ利用者・n=6,272]

出所:2022年スマホ利用者行動調査

余暇にもっとも行うことがスマホかスマホ以外かによって、スマホでの利用サービスに違いがあることがわかりました。本調査結果に関連して、スマホとテレビの利用時間を比較した調査レポートを2022年5月30日に公開しております。合わせてご確認ください。

調査概要 ―「2022年 スマホ利用者行動調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 6,272
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付しスマホ所有率を調査。調査結果からスマホ所有者比率に比例して再割付を実施。
調査時期 2022年2月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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