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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
オンライン会議のマナー「話をしていない時にはミュート」「事前に接続準備」4割超:若年層ほどオンライン会議でマナー意識
(2021年11月9日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • オンライン会議のマナー「話をしていない時にはミュート」、「事前に接続準備」が4割超。
  • 70代では「話をしていない時にミュート」にしているのは1割未満。
  • シニアの約3割はオンライン会議時のマナー「特に何もしていない」。若年層ほどオンライン会議のマナー行動を意識している。

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2021年2月にオンラインでの会議でのマナーに関する調査を実施しました。


1. オンライン会議のマナー「話をしていない時にはミュート」、「事前に接続準備」が4割超

オンラインでの会議を行っている人たちが普段からオンライン会議の際に意識しているマナーについて調査したところ、「話をしていない時にはミュートにしている」が42.7%と一番高かったです。続いて「遅れないように事前に接続の準備をしている」が40.8%、「家族やプライベートなものが映らないように配慮」が34.7%、「相手の顔を映すことを強要しない」が28.9%と続きました。

またオンライン会議時にマナーを意識した行動を「特に何もしていない」という方も16.9%いました。

図1. オンライン会議の際に意識しているマナー行動[複数回答]
[全国・15~79歳のオンライン会議を実施している男女・n=1,666]

出所:2021年次世代ライフスタイル調査

2. 70代では「話をしていない時にミュート」にしているのは1割未満

続けて「話をしていない時にはミュートにしている」を年代別に調査してみると、10-20代は5割、30~50代も4割を超えていました。一方で60代では35%、70代では8.2%でした。シニアになるほどオンラインでの会議で、話をしていない時にもミュートにしていないことが明らかになりました。

図2. 年代別オンライン会議の際に意識しているマナー行動「話をしていない時にはミュートにしている」
[複数回答] 
[全国・15~79歳のオンライン会議を実施している男女・n=1,666]

出所:2021年次世代ライフスタイル調査

3. シニアの約3割はオンライン会議時のマナー意識行動「特に何もしていない」

またオンライン会議を実施している人で、マナーを意識した行動で「特に何もしていない」と回答した人は10~50代までは10%台でした。一方で、60代で30%、70代で35.3%がオンライン会議時にマナーを意識した行動で「特に何もしていない」と回答していました。

つまりオンライン会議の際に何かしらマナーを意識しているのは、若年層の方が多く、シニアになるほどオンライン会議でマナーを意識した行動をしていないことが明らかになりました。

図3.年代別オンライン会議の際に意識しているマナー行動「特に何もしていない」[複数回答] 
[全国・15~79歳のオンライン会議を実施している男女・n=1,666]

出所:2021年次世代ライフスタイル調査

調査概要 ―「2021年次世代ライフスタイル調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 6,240
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期 2021年2月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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