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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
60~79歳女性の4割以上は操作方法がわからないときに子や孫、販売店に相談
(2021年2月10日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 25歳未満の過半数は多少面倒でもいろいろな事ができる携帯電話の方がいいと回答。
  • 75歳以上男性、60歳以上女性の半数はスマホやタブレット操作が難しいと感じている。
  • 60~79歳女性の4割以上は操作方法がわからないときに子や孫、販売店に相談。

1.調査結果

1-1. 25歳未満の過半数は多少面倒でもいろいろな事ができる携帯電話の方がいいと回答

高機能化をしている携帯電話ですが、どの程度操作が難しいと思われていて、操作方法がわからないときは誰に相談をしてどのように解決をしているのでしょうか。全国の15~79歳の男女に伺いました。
まず、「多少操作が面倒でもいろいろな事ができるスマホ・ケータイの方がいい」という意見についてそう思うかそう思わないかを伺いました。その結果、25歳未満男女は「そう思う、まあそう思う」の合計が5割を超えていましたが、45歳以上になるとその割合は男女とも2~3割となりました。


図1. 多少操作が面倒でもいろいろな事ができるスマホ・ケータイの方がいい(性年代別)
[調査対象:全国の15~79歳男女]


1-2. 75歳以上男性、60歳以上女性の半数はスマホやタブレットの操作が難しいと感じている

続いて、スマートフォンやタブレットを回線契約している15~79歳の男女に「スマートフォン・タブレットについて、操作が難しいと感じますか」と伺い、性年代別に集計をしました。

その結果、「そう思う、まあそう思う」の合計が50%以上となったのは、75-79歳男性、60-79歳女性で、半数以上が難しいと感じているという結果となりました。

75歳未満の男性、60歳未満の女性でも、2~4割はスマホタブレットの操作が難しいと感じており、 操作方法のサポートの重要性が伺えます。

図2. スマートフォン・タブレットについて操作が難しいと感じますか(性年代別)
[調査対象:スマートフォン・タブレット所有者]

1-3. 60~79歳女性の4割以上は操作方法がわからないときに子や孫、販売店に相談

それでは、操作方法がわからない際に誰に相談をしてどのように解決をするのでしょうか。携帯電話所有者に「携帯電話の操作が分からないときの相談相手と、身近な人に相談する以外の解決方法」伺いました。その結果、男性は「相談しない」の割合が高い一方、60~79歳女性は「子・子の配偶者/孫・孫の配偶者に相談する」の割合が約5割となっていました。相談以外の解決方法は「販売店に来店して問い合わせるが」60~79歳では男性が3割、女性が約4割と比較的高い傾向が見られました。

図3. [左図]携帯電話の操作方法がわからないときの相談相手(性年代別)
[右図]携帯電話の操作方法がわからないときの相談以外の解決方法(性年代別)
[調査対象:携帯電話所有者]

モバイル社会研究所では、安心・安全にスマホを利⽤していただくためのガイドとして、「トラブル事例に学ぶスマートフォン安心ガイド」や、様々な世代の方向けに「スマートフォンのマナーガイド」のご案内を下記のURLで公開しています。ぜひご活⽤下さい。
https://www.moba-ken.jp/publications/

2.調査概要 ―「2020年一般向けモバイル動向調査」―

調査方法 ウェブ調査
調査エリア 全国
調査対象者 15歳から79歳の男女
標本抽出法 性別, 年代(5歳刻み), 地域区分のセグメントで日本の人口分布に比例して割り付け
有効回答数
と調査時期
6,925(2020年1月)

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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