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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【防災】
災害情報の取得方法 10代はSNS、70代はテレビが約9割
(2024年7月4日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 災害時の情報取得方法 テレビ、インターネット閲覧、SNSと続く(図1
  • 最も多い方法 30代以下はSNS、40代以上はテレビ(図2
  • スマホ、パソコン、タブレットでテレビを視聴は22%(図3

調査結果

2024年1月実査より、災害時の情報収集方法についてまとめましたので、お伝えします。

1. 災害時の情報取得方法 テレビ・インターネット閲覧・SNSと続く

災害時の情報をどのような手段で得ているか(このレポートでは大雨・台風を想定して回答)、調査した結果図1の通り、テレビ(スマホ・パソコン・タブレットで視聴も含む)が最も多く約8割となりました。次いでホームページの閲覧・SNS・エリアメール、緊急速報メール、(スマホ)アプリとICTに関する手法が続きます。

図1. 災害時に情報を得る方法(複数回答)

2. 最も多い方法 30代以下はSNS、40代以上はテレビ

災害時の情報取得方法を年代別に見たものが表1です。年代によって大きく異なります。30代以下はSNSが最も高いです。70代以上はテレビが最も高いです。特に10代のSNS及び70代のテレビは約9割となります。

図2. 災害時に情報を得る方法(年代・複数回答)%

3. スマホ・パソコン・タブレットでテレビを視聴は22%

最も多く回答した「テレビ」はスマホやパソコン、タブレットでも視聴することができます。では「テレビ(設置型)」と「スマホ・パソコン・タブレットでテレビ」を視聴に分けて分析してみました。

「ネットでのテレビ配信」は22%で、多くの人はテレビ放送と合わせて視聴していました。  

年代別に見ると、10代のみ「スマホ・パソコン・タブレットでテレビ」が3割を超えていますが、20代~70代においては2割前後とあまり差は見られませんでした。

図3. 災害時のテレビの視聴方法



図4. 災害時のテレビの視聴方法(年代別)

このような調査結果を多く掲載した「データで見る防災ガイド」を公開しています。ご自身の災害への備えの状況と調査結果を比較しながら、ご活用ください。なお、書き込み式となっていますので、是非印刷し活用してください。


なお、防災に関する調査結果は「モバイル社会研究所白書2023年版」でも紹介しています。
当白書は、防災に関する調査結果だけではなく、ICT利用状況全般の調査結果をまとめていますので、是非ご覧ください。

モバイル社会研究所白書2023年版(全体)
モバイル社会研究所白書2023年版(防災調査)


調査概要―「2024年一般向けモバイル動向調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国  15~79歳男女
有効回答数 6,440
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期 2024年1月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。

モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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