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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【防災】
防災アプリのインストール率は46.5% 年代上がるほど増加し、70代では64%
(2020年9月1日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 防災アプリのインストール率は46.5%。2018年と比較し、約15ポイント増加
  • 年代別では、年代が上がるほどインストール率は増加し、70代で64%
  • アプリ別では、「Yahoo!防災速報」のインストール率が一番高く32%

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2020年1月に防災に関する意識・対策等について調査を実施しました。

1. 2020年の防災アプリのインストール率は46.5%

スマートフォン所有者のうち、自身のスマートフォンに防災アプリをインストールしている割合が46.5%となりました(図1)。過去2年と比較すると、その率は年々上昇し、2018年と比較すると約15ポイント増加しています。

図1. 防災アプリ インストール状況の年次推移
[調査対象:全国・15~79歳男女 スマートフォン所有者が回答]

出所:2018-2020年一般向けモバイル動向調査


2.年代が上がるに伴い、インストール率は高まり、70代では64%

次に防災アプリのインストール率を年代別に見てみます(図2)。20代以降年代が上がるにつれてインストール率は上昇し、70代では64%が防災アプリをインストールしています。通常SNSなどのスマートフォンアプリの利用率は若年層の方が高いですが、防災アプリはシニア層が高いのが特徴となっています。

図2. 年代別、防災アプリ インストール状況
[調査対象:全国・15~79歳男女 スマートフォン所有者が回答]


3.アプリ別では、「Yahoo!防災速報」のインストール率が32%

防災アプリ別のインストール状況は図3になります。最もインストールされているアプリは、「Yahoo!防災速報(32%)」となり、次いで「NHKニュース・防災(15%)」となりました。

図3. 防災アプリ別インストール状況
[調査対象:全国・15~79歳男女 スマートフォン所有者が回答 複数回答]

災害から身を守るためには、日頃から防災についての理解を深め、地域の災害特性を把握するなど、自身の防災意識を高めておくことが重要なのは言うまでもありません。日常生活において最も身近な情報収集ツールであるスマートフォンは、防災情報の入手手段としてもその利用が広がっています。平常時の防災訓練・防災学習の場などで、防災情報についての理解を深めるツールとしてスマートフォンの防災アプリを活用することにより、個人の避難行動力の向上が期待されます。


調査概要 ―「2020年一般向けモバイル動向調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 6925
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期 2020年1月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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