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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【防災】
災害時に何も準備しない割合は年々減少し、2020年は39%
(2020年5月27日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 災害時に何も準備しない割合は年々減少し、2020年は39%。一方モバイルバッテリーを準備する人は24%へ上昇。
  • 年代が上がるに伴い、各種備えの割合は高まる。全般的に女性の方が準備する割合は高い。

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2020年1月に災害に関する意識について調査を実施しました。

1.何も準備しない割合は年々減少し2020年は39%

災害時の備えを過去2年と比較しました。スマホ・ケータイ用モバイルバッテリーを準備する人は2020年23.6%となり、2018年から年々上昇しています。一方何も準備していない人の割合は、2020年は39.0%となり、2018年の46.2%から減少しています。その他の項目についてはほぼ変わらない結果となりました。

表1. 災害時の備えの年次推移(複数回答)
[調査対象:全国・15~79歳男女]

出所:2018-2020年一般向けモバイル動向調査


2.年代が上がるに伴い、各種備えの割合は高まる様子。またモバイルバッテリー以外は女性の方が準備をする割合は高い。

次に災害時の備えを性年代別に見てみます。非常用持ち出し袋、医薬品、数日分の水・食糧は男女ともに年代が上がるにつれて上昇する結果となりました。一方でスマホ・ケータイ用モバイルバッテリーについては、年代が上がるにつれて、減少しています。また何も準備していない人も年代が上がるにつれて減少しています。

男女で比較すると、非常用持ち出し袋、数日分の水・食料を準備する割合は、女性の方が概ね高くなっており、その差は年代が上がるにつれて大きくなっています。医薬品、モバイルバッテリーについては、大きな違いはありません。何も準備しない割合は、30代までは女性の方が高く、40代以降は男性の方が高くなっています。

表2. 性年代別災害時の備え
[調査対象:全国・15~79歳男女]

出所:2020年一般向けモバイル動向調査


調査概要 ―「2020年一般向けモバイル動向調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 6925
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期 2020年1月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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