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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【子ども】
小中学生の約7割が貸与された情報機器を家庭で利用
(2024年10月24日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 約7割が貸与された情報機器を家庭で利用(図1
  • 貸与された機器を利用し、約6割が宿題を実施(図2
  • 宿題での利用は上昇傾向(図3

調査結果

2023年11月に実施した親と子に関する調査の中から、貸与された情報機器の家庭での利用についてお伝えします。

1. 約7割が貸与された情報機器を家庭で利用

ほとんどの小中学生にタブレット・パソコンが貸与され、学校での利用も広がっています。(資料7-40参照)それでは、貸与された機器は家庭において、どのくらい利用されているか調査した結果、約7割が利用されていました。なお、家庭が所有する情報機器での利用は、参考資料に記載しています。

図1. 【小中学生】貸与された情報機器の家庭での利用率

2. 貸与された機器を利用し、約6割が宿題を実施

具体的にどのような使われた方をしているかは、図2で示しています。SNSで人との繋がりでどのようなことがあったかは図2で示します。宿題での利用が約6割と最も高いです。次に、学校のオンライン授業で約3割となりました。

図2. 【小中学生】貸与された情報機器の家庭での利用内容

3. 宿題での利用は上昇傾向

最後に図2で示した内容を経年変化で見ていきます。宿題での利用は上昇傾向にあります。コロナ禍の影響が大きかった「オンライン授業」は減少傾向にあります。なお、健康観察・出欠の報告は家庭で所有している情報機器での利用が多いです。

図3. 【小中学生】貸与された情報機器の家庭での利用内容(経年変化)

※学校の連絡事項は2021年未調査

参考情報

図4. 【小中学生】家庭が所有する情報機器の利用

なお、子どもに関する調査結果は「モバイル社会研究所白書2023年版」でも紹介しています。
当白書は、子どもに関する調査結果だけではなく、ICT利用状況全般の調査結果をまとめていますので、是非ご覧ください。

モバイル社会研究所白書2023年版(全体
モバイル社会研究所白書2023年版(子ども調査)

 

調査概要 ―「2023年親と子の調査」―

調査方法 訪問留置調査
調査対象 関東1都6県・小学生及び中学生とその親
回答数 600
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期 2023年11月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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